みよちゃんのおみ足、治りました。生まれた赤い魚ちゃん。

実家に帰ってきて2週間。気温が高くて、アバビ村よりも蒸し暑い日本の夏。
去年と比べると、急激な、驚く変化の母の様子、80歳になった母の中では自身の老いに対する葛藤が起こっているのだなと感じます。
ますます大変になっていくであろう妹をサポートしながら、断然、供え物つくりという社会的専門職のあるアバビ村のおばあちゃんの方が幸せだわ、と実感する母の苦しみ。
物忘れが多くなっていくことに自分でも驚いている様子、そして発作のように機嫌が悪くなり、怒り出す、アルツハイマー型に似た症状ですが、もともと気が強い分、自身の内面が辛いのだとわかります。

それでも、時々また元に戻って、孫ににっこりしてくれるときもあります。

おばあちゃんを幸せにしてくる、とパパと約束して来たので、そっとそばにいて、頑張ってみるか。
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みよちゃんの壊れた右足と、無事だった左足が届きました。
ヤマト運輸が送料を負担してくれるそうですが、外箱につぶれがないので、保証がでないとのことです。
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左足の太ももの上、ゴムを止める穴が割れてしまっていたので、もう一度粘土をつけて焼き直し、足首もヒビが入っていたので、ヒビの部分は削って、受け皿を作り直したら、3ミリほど長くなりましたので、左足首も同じように粘土をつけて長さを揃えました。両方送っていただいて、良かった良かった。
右足は膝の上部の受け皿部分も少しだけ欠けていたので、修復しました。左足首の球体に見つけたピンホールも粘土で埋めて、さあ出来上がり!
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また衝撃がかかるようなことはないかと思いますが、念のために木の輪を結び目の下のつけました。
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冬用に長くつ下も作りました。
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せっかくだし、これを履いて行こうね。いまの季節は少し暑いけど。
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そして、みよちゃんに少しにっこりしてもらおうと、作ったスリーピング・ベイビーは、魚ちゃん。
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赤い金魚にしようと思ったら、金魚ちゃんは尾びれが薄くて大きいので、樹脂粘土ではちょっと破れやすくなるし・・・出来上がったのは海の魚ちゃんですね。赤いお魚の赤ちゃん。みよちゃんのお膝の上でスヤスヤ眠ってね。



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そして、ジュリアちゃんの妖精ドレス、草色に染まって、なかなかにあってますよね?


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帰国時に毎年私に会いに帰って来てくれるお人形さんたちがいます。メンテナンスや、ちょっとした里帰りみたいな感じで、実家のお部屋が賑やか。アバビ村の私の部屋にいるみたいになりました。

ドルリルちゃんは、お顔のペイントをし直した時に、小さな気泡から薄い亀裂が入ったようで、もう一度ペイントを落として、亀裂を修理し、ペイントし直しました。
小さな動物達もまた今度ゆっくり写真を撮ってアップします。

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でも一人だけ先に。アルスちゃん。ブルーのドレスと同じ色合いのフード付きのカーディガンやくつ下を着せていただいて、ドルリルちゃんと一緒に里帰りしてくれました。お直しはないのですが、久しぶりに会って、なんだかとても嬉しい。この子は私の中では大変生き生きした大好きなお顔をしたお人形です。
もっと天気の良い時に、写真を撮りましょうね。

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私も娘も、日本のおばあちゃんがそんなに急激に変化していたとは想像もできず、少し戸惑っていますが、予定では8月2日まで実家にいることになっています。でも、状況によっては、もう少し早く帰るかも。

バリのアグン山はついに先日爆発的噴火をしまして、溶岩が頂上から2キロ圏内に飛び散り、山の森が火事になるという状況になりましたが、去年と違って、誰も慌てていない様子です。
山の半分上が真っ赤に燃えているような写真を見て、大変だ、と主人に連絡しましたが、アバビ村は平常通りです。
4キロ圏内の人々がまた避難生活を余儀なくされて、本当に大変なことですが、11キロ離れたアバビ村では、今日は母寺の大きな祭が行われています。

さて、今日みよちゃんの足を送ったら、娘と近所の諏訪神社にお祈りに行ってこようと思います。


















by ekadantaya | 2018-07-04 10:13 | Trackback | Comments(0)