7月24日のオークションでドラマティックなご縁をいただくことになった小鳥の妖精リンミア君・・・翌日25日の朝出発しまして、今さっき追跡をしてみましたらどうやらその日のうちにデンパサールの国際交換局から発送されたようで・・・今頃は空を飛んでいるのかはたまた日本の税関に到着しているのか・・・・どうぞ早く早く、お手元に到着しますように・・・。といいますのは、これはもう本当に素敵なご縁なのですが、リンミア君が到着してお知らせをいただいてから、こちらでご報告をさせていただこうと思います。 今回も沢山のウォッチ、そして熱心なご入札を頂き、本当にありがとうございました。そして、メールでのメッセージも頂きまして、宝物のようなお言葉を頂き、ますます心を込めてお人形制作に取り組んで行こうと、志も新たに・・・娘の下宿の準備をしながら腕まくりです。
リンミア君、どうぞ頑張ってしっかりと、お役に立ちますように・・・・。

お裁縫の方は、Cocoちゃんのお洋服が全て仕上がりました。手でちくちく縫うのは大変なのですが、仕上げはどうしても手縫いでちくちく・・・レースを縫い付けたり、裾や袖の祭り縫いをしたり、完成に近づいてくるほど細かい作業ですが、これはとっても幸せな時間になってきました。少しは慣れてきたのかしら・・。そういえば、前は広い土の庭を延々と椰子の箒で掃くのはとっても大変でいやいややっていたので辛かったし長かったのですが、もう毎日20年もやっていると、だんだんこれは穏やかな至福の時間になってきまして、そうなるとあっという間に終わるのでした。最近は朝夕と犬たちを放していて、遊びまわっているポポとシノの楽しさも手伝って、大変リズミカルに軽快に箒がかけられて、マクサン(家の中のお寺の敷地)までいつも綺麗に掃除しています。幸せって言うのはそういうことなのかもしれませんね。だんだんと、幸せの味が判ってくるまでに時間も掛かります。
それでは、Cocoちゃん。まずはインナーのロンパースをはいて(黒いタイツもはきました。)

その上にアンティークのチュールドレス。

写真だと微妙にピンクが写らないのですが、淡い桜色(に灰色が入っているような)優しい色合いのリネンのコートを着ます。

このコートの色と、Cocoちゃんの雰囲気がぴったりに溶け合って、優しい優しい表情になります。

Cocoちゃんは、私のお友達に似ている気がします。優しくて、いつも誰かのことを守りたいと思っているから、凛とした強さを持っている少女。彼女はとても透明な自然のそよ風みたいな人でした。

靴と帽子はこれから制作します。やっぱりドールスタンドに立つ方がCocoちゃんらしい姿になるので、展示の時には立たせましょうね。

さて、タイツは靴の色に合わせてまた考えましょう。
帽子はもう考えてあるのです。まだ内緒。

このリネンの色がとっても気に入ったので、今回はもう一人のエルフちゃんにもエルフのコートをお揃いの生地で作ろうと思います。

Cocoちゃんは、田んぼに吹くそよ風みたいに爽やかななオーラの少女になりました。

Cocoちゃんにお供するのはこの2名の妖精カップル。

エルフ達は衣装が出来上がるのを気長に待って、一緒に座っています。

ダークブラウンの髪のエルフ少女はドレスもコートも裁断が終わりました。お洋服が出来上がったら、名前を付けてあげる予定です。

娘はま今月は29日に大学に行く予定で、家でのんびり先輩に出されたオリエンテーションの課題などをやっています。下宿を始めるのは8月に入ってからと言うのですが、昨日は炊飯器やドライヤー、アイロンなど町に買いに行って、少しづつ生活用品をそろえているところです。一人暮らし・・・ワクワクドキドキ。ちょっと心配で夜中によく目が覚めてしまうのですが、雛が飛び立とうとしている親鳥の気分・・・・。時が来たんだからね。飛んでけ高く大きな空へ。
一足先に飛んでいったリンミア君も、どうぞ無事にお手元にお届けできますように・・・・。