2年に一度の村の大祭の準備始まり。日曜日の子供たちとの時間。

寝耳に水だよ・・・という事態は私にとってもう慣れっこではありますが、またもやおばあちゃんが驚く予告をしたのが前日。
村の中心寺で2年に一回の大祭があるので、その供え物つくりの勤労奉仕にほぼ3週間、毎朝8時から11時半までタナルンギスの主婦が出席する事になっている・・・そして今年からは主人の村での役割が変わったので、私もガヤ(勤労奉仕の供え物作り)に出る事になった・・というのです。
そんなの前もって知らせてよ・・とはもう思わなくなっている私ですが、まあ少し楽しみに感じるくらいになってきてもいて・・・・
早速一昨日から、早朝に家事を済ませ、シャワーを浴びて、クバヤとサロンを身につけて、毎朝ガヤに参加しています。
村の主婦たちとこうして一堂に集まることは、それだけで女性たちの楽しみでもあります。
2年に一度の村の大祭の準備始まり。日曜日の子供たちとの時間。_b0161391_21571447.jpg

はじめに作るのは、お米の粉とココナツミルクで練った粘土細工のような聖なるお菓子つくりです。
2年に一度の村の大祭の準備始まり。日曜日の子供たちとの時間。_b0161391_21584396.jpg
2年に一度の村の大祭の準備始まり。日曜日の子供たちとの時間。_b0161391_2201155.jpg
2年に一度の村の大祭の準備始まり。日曜日の子供たちとの時間。_b0161391_2204838.jpg

これはもう、私に任せて!の得意な仕事。特に、鳴くヤモリ、チェチャを作ったら、道代の作るチェチャは生きている!と、リクエストが殺到して、その日は一日チェチャだけ何十個も作る羽目になりました。
2年に一度の村の大祭の準備始まり。日曜日の子供たちとの時間。_b0161391_2211183.jpg
2年に一度の村の大祭の準備始まり。日曜日の子供たちとの時間。_b0161391_2213228.jpg
これが私の作ったチェチャ
2年に一度の村の大祭の準備始まり。日曜日の子供たちとの時間。_b0161391_2214847.jpg
サラスワティという名前の供え物の中に入れるんですが、せっかく作った手足は全て蓋をして見えなくなるので、何故頭と尻尾だけ作ってよしとしないのか不思議です。神様のためだから、手抜きをしないのねきっと。
2年に一度の村の大祭の準備始まり。日曜日の子供たちとの時間。_b0161391_2223268.jpg
2年に一度の村の大祭の準備始まり。日曜日の子供たちとの時間。_b0161391_222507.jpg
2年に一度の村の大祭の準備始まり。日曜日の子供たちとの時間。_b0161391_223654.jpg

10時にはみんなでコーヒーとお菓子を頂き、そのあとまた続きの作業をして、出席を取り、11時半にはそれぞれの家に帰っていくのでした。
作業の間中、女たちのおしゃべりは大輪の花が咲き、笑顔は絶えず、時に大笑いの洪水・・・ああ、やはり、大変なことは楽しくやらないといけない。
この供え物つくりは29日まで続きます。
25日から大祭が始まるのですが、私は主人と25日の早朝、ジャカルタに向けて出発。勇気の入学式に出て27日の夜に帰ってくるので、残念ながら最後の28日と29日だけしか参加できません。
おばあちゃんが、祭りのために白い正装用のクバヤを新調しろというので・・・昨日オーダーメイドで注文してきました。クバヤを仕立てるのはもう何年ぶりでしょう・・・。

今週の日曜日の丘の家には、予想外に沢山の子供たちが集まりました。ジャヌールの末っ子のコマンも来たし、向かいの小さな子供たちまでやってきて、ちょうどドイツから里帰りしているマデジュワットの息子スリヤも来ました。珍しく、女の子も数人!
2年に一度の村の大祭の準備始まり。日曜日の子供たちとの時間。_b0161391_2245154.jpg
2年に一度の村の大祭の準備始まり。日曜日の子供たちとの時間。_b0161391_2253784.jpg

やっぱり、沢山の子供たち、大きい子も小さい子もいると、それだけで本当に楽しい!空気に蛍光カラーの微粒子が混ざった感じ。
2年に一度の村の大祭の準備始まり。日曜日の子供たちとの時間。_b0161391_226368.jpg
2年に一度の村の大祭の準備始まり。日曜日の子供たちとの時間。_b0161391_2264615.jpg
2年に一度の村の大祭の準備始まり。日曜日の子供たちとの時間。_b0161391_2271246.jpg
2年に一度の村の大祭の準備始まり。日曜日の子供たちとの時間。_b0161391_2273575.jpg

特に小さい子たちの絵を描くときの真剣さといったら!ぐるぐる色を塗りたくる作業だけで本当に集中して真剣に楽しむので、画用紙から色が踊りだしてくる、魔法のひと時。
作品は、まちまちで、今日は大きな子供たちはあまり木が入っていないような・・・いたずら書きでしたが、
2年に一度の村の大祭の準備始まり。日曜日の子供たちとの時間。_b0161391_22825.jpg
最後まで残って仕上げたファジャールの怪我した手は傑作だったなあ。
2年に一度の村の大祭の準備始まり。日曜日の子供たちとの時間。_b0161391_2282468.jpg

最近何かと用事が重なって、日曜日のお絵かきの時間が取れなかったりしますが、私にはこの時間がとても楽しくて、帰っていく子供たちの姿はどう見ても草むらに溶け込んでいく妖精たちに見えるのでした。
2年に一度の村の大祭の準備始まり。日曜日の子供たちとの時間。_b0161391_229742.jpg


今週と来週は、午後に少しずつしかお人形作りは出来ませんが、ジャカルタに出発する前日までは、主婦たちとにぎやかに寺のガヤに勤めます。

すももちゃんたちはいよいよ明日、日本に向かって出発予定。ドキドキ。
無事ぼらんどぉるに到着しますように。

by ekadantaya | 2015-09-10 22:39 | Trackback | Comments(0)