ニュピ・・・新しい変化の兆し・・・
3月22日。ついにニュピ前日。
フェンディがリーダーとなり、仕上げたアートクラスの丘の子供たちのオゴオゴ完成。
みんなで力をあわせて通りに運びます。総勢20人くらいで運ばないと、障害物が〔電線とか木の枝とか)多いので大変。
丘の青年たちの作品、カデ・スーが指揮をとって仕上げたかっこいいオゴオゴが先に道端で待っていました。
時間まで道端でスタンバイ。
いよいよ夕方、寺に向かって出発!
小さいのも・・・
大きなものも・・・
何とか背丈だけはいっぱしにのっぽになった息子も、今回は真夜中まで男の群れの中でオゴオゴを担ぎ、そして墓場で燃やして帰ってきました。感想は・・・最高!!だと。
そして、一夜明けてニュピの朝・・・・
そして、今日・・・ニュピが明けて、2日目、旧暦の新しい年に・・・・ニュージーランドから帰ってきたセリーに朝のお茶に誘われて行ってみると・・・
包みを開けてこのアバ日の娘を見たセリーは抱きしめながらおいおい泣くのです・・。
なぜなら、セリーは急にオーストラリアに帰らなくてはならない状況に・・・・。
85歳のお母さんのそばにいなくてはならなくなったと・・・。
そして、セリーの選択は本当に素晴らしいと思いました。セリーのお母さんは真っ白い髪の毛に真っ白な肌の本当に美しい85歳のおばあちゃんです。
そのお母さんがセリーを見て、もう会えないかもしれない・・と泣いたと言うのです。
お母さんは養老施設に入って暮らしていますが、セリーはすぐ近くに家を持って、ロジャースと共にお母さんのそばにいることに決めたのです。そして、孫を見ることも加わりました。ロジャーの娘はシングル・マザーで、仕事を持ち、孫たちを見てやらなくてはならないと2人が思ったのです。
ちょうど5月で5年・・・セリーは素晴らしい花を咲かせてくれました。大きな大きな友情の花・・そして、その花はアバビ村の子供たちにとっても掛買いのない宝物。
私にとっては、こんなに素晴らしいエルフに今まで会ったことはないし、此の先もきっといないと思う素敵なセリー・・・セリーは私とジェーンはかけがいのない親友だと・・・ついまたおいおい泣いてしまいましたが、もう2晩泣いたから、ポジティブに行動しなくてはいけないと・・・。
まずは1年は帰って来れないだろうけれど、メールでいつでも連絡しあえるし、遠くにいても必ず繋がっているから!!と、家にある素敵な品物全てを私にくれると言うセリー。
セリーが持って帰るのは、本と、私のお人形だけだと言うのです。
そして、人生の時間の夢のような速さに感慨深く・・お茶とコーヒーを何杯飲んだか・・
私たちみんなの夢・・丘の上の学校をここに始めよう・・とセリーと話し合いました。
そして私のアトリエ、村の若い絵描きたちや子供たちの集まる場所にしようと。
セリーとロジャースが帰ってきたら、ここに必ず泊まるようにしてもらうことも。
だから、子供たちと一緒に、ロジャーが丹精込めて手入れをした庭や菜園や、そして素敵な部屋を今までどおりに保つように・・・私が毎日お人形を作りにかようアトリエにすることにしました。
日曜日は子供たちのアートプロジェクトを続けます。今までのようにカードを販売したりは出来ませんが、何とかきっとなると思います。
ああ、大好きな隣人・・・尊敬するヒッピー先生・・・・魔法使いの大親友・・・エルフセリー・・・
きっと、育たなくてはならないときなのでしょう。私もロジャーとセリーが選んだ責任・・・・をみんなのための選択をしなくては。
しあさってに迫る帰国。最後の製作も仕上げを今日終えました。
この二人の子はムリンジョウの木の実で、大きいほうはインダちゃんの、小さいほうはWulanちゃんのオマケとしてついていくことになっています。
ボディはアンティークな着物の絹で、大きい子はフランスアンティークレース、小さい子はWulanちゃんと友切れの絹の古布でお着替えを作りました。
さあ、あさってはグデ・ラオスのブルシ・ガナと断髪の儀式。ぎりぎりまで大勢の中で大忙しなのが救いでもあります。セリーの言うとおりに、ポジティブにどんどん進まなくてはいけないのが人生ですから。
私がアバビ村に帰るのが4月15日。セリーの出発が17日。16日が盛大なお別れパーティーです。
私は帰ったら、犬を飼う計画を立てています。また新しい扉を開ける時がきた・・・どんどん次へ行かなくてはならないのが、生きているということですね。
それでは、日本に到着して落ち着きますまで・・・・今暫く。
by ekadantaya | 2012-03-25 22:57 | Trackback | Comments(0)