3年に一度の村の中心寺(プラ・プサ)の大祭始まり。

始まりは11キロの距離を行進してジャシーの海に行きます。
アバビ村のほとんどの元気な人は参加するので、きっと1万人は超えている参加者の数。
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プラ・プサをみんなが出発したのは朝の7時。
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ガムランの楽隊とそしてたくさんの小さな神輿。
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若者が勢いをつけて走りながら運ぶ神輿にも、女性たちが代わる代わる頭に載せて歩く美しい箱の中にも、神々がいるのです。私も今年は少しだけ神様を頭に載せて運びました。
ガムランのリズムに乗って、顔見知りにあうたびにこぼれる笑顔の輝き、そして親しい人々との楽しいおしゃべり・・・・飛んでいるように・・・どんどん小走りに進んでいく大群衆。空からこの行列を見たら、きっとカラフルなうろこの巨大な竜に見えるはず。そして、いつも思うことは、人って言うのは本当はこんな姿なのではないかしら・・・・個人というのは実は人という大きな竜のひとつの細胞なのではないかしら・・・。だから、こうして一緒に歩くと、みんなきらきら輝く幸せで本当の自由を感じることができるような気がします。
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神々と共に海に行く。これが祭りの始まりの大イベント。そう、人は人だけではなく、自然やその神々とも一心同体になったときこそ、完全な姿になるのでしょう。
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町に差し掛かると、道々で差し入れの人々が・・・スイカや飲み物、お弁当まで配られています。早速甘いスイカをかじりながら、お弁当もぶら下げて、みんなあと半分・・・・海に着くまで・・・・。
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ところが、かなり暑くなってきて・・・ちょっと足が痛いな、と気がついたら、足にはいつも履いているサンダルが・・・あ、かかとが少し頼りないちょっと細い・・・・あと1キロのところで、足がつりました。
そこへアバビ村で診療所をやっている女神様のように美しくやさしいイブ・デウィが現れ・・・ゴムぞうりとウェットティッシュを買ってくれて、つった足をマッサージしてくれました。
さあ、娘も疲れてちょっとふてくされているところを頑張って倒れこむようにジャシーの海岸へ・・・・・到着したときにはみんなはもう木陰でお弁当を食べておりました。
ああ、オアシス
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さて帰り道・・・元気な人々と共に、息子たちは帰りはもっと遠回りでしかもお昼の炎天下を15キロ歩くのですが、私と娘はパパに車で迎えに来てもらいました。
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主人の顔を見てほっとした私がふと横を見たらこんなものが・・・
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コンクリートで作った笑う番犬。

帰ってきてから、アバビ村の入り口で売っているバビグリン(豚の丸焼き)のお弁当を買って、娘と主人と食べましたら、これ以上のご馳走はないほどの美味しさ!!

少しして、帰ってきた息子も加え、それぞれの部屋で夕方まで眠りました。

祭りは始まったばかりです。今日は夜の寺にお祈りに行きます。
そして第2のイベント・・・・山の神を招待して、若者たちが神々の軍隊になって剣を掲げて山から16キロを駆け下りてくる・・・・例の祭り・・・・明後日に迫っています。

チビウータンちゃん・・・オークションでは手に汗握る感動のバトルを・・・ありがとうございました。
明日の朝出発いたします。

そして・・スモゥリーちゃんの可愛いお写真を頂いております。
尊敬するちえまるさまの素晴らしい手編みのお洋服セットを見事に着こなすスモゥリーちゃん・・・・・。
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ジャストのサイズでしたね・・・・。ありがとうございました。

アジアでは物の中にも命が宿る・・・と信じられていますね・・・。神々さえ入ってくるし、恐ろしい妖怪でさえも入るものだと。

だからでしょうか、そのものの外側だけではなく、中身を・・・見えない中身を見ることができる能力もアジア人は伝統的に備わっているように感じます。
時には外側がどうでもよい・・・・中身のほうを優先することさえあるのです。

アメリカの方々から見たらきっと、アメィジング・・・な能力ではないかと思います。

そんなアジアで暮らせ、祈ることもでき、お人形を作って見て頂ける幸せ・・・・かなりなゴージャスを味わっております。感謝を込めて、5日間のお祭りに祈ってまいります。

by ekadantaya | 2011-10-11 16:08 | Trackback | Comments(0)