本当の幸福の行く先・・銀河鉄道より。

先日アップした男の子のお顔が、どうしてもイメージよりも5歳は若すぎる・・・幼すぎてしまったので、
目元も鼻の形も、口元ももう少し立体的に形を作り直し、ようやくイメージの年齢まで成長させました。
この子はイタリア系の子供の名前を持つ、小学校中学年から中学1年生くらいまでのお年頃の子で、
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銀河鉄道に乗って行ってしまった、
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あのカムパネルラ少年です。
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髪の毛はチベタンゴートの黒い巻き毛の毛皮。後でもう少し形を整えようと思いますが、今はそのままにしておきます。
宮沢賢治の銀河鉄道の夜を何度読んでも、私の心の中に出てくるカムパネルラ少年の髪の色は黒い色で、巻き毛なのです。
宮沢賢治は、物語の中で少年の外見をたった一言、背の高い少年であるとだけ書いていますが、他には銀河鉄道の列車に乗ってきた時にぬれたように黒い上着を着ていたということだけ。
ジョバンニに関しては、ぼろの服を着ていると言うこと以外には何もなく、カムパネルラを背の高い男の子というからにはきっとジョバンニは背が低くてやせているんじゃないかな・・と想像するくらいです。
なので、きっとあの物語を読んだ人々の心にはきっと、それぞれのジョバンニとカムパネルラのイメージが住んでいるのではないかしら・・・。
カムパネルラの優しい性格について、ジョバンニの思いを表す文章があります。
授業中に、先生が、「大きな望遠鏡で銀河をよっく調べると銀河は大体何でしょう。」と質問し、ジョバンニが指名されてしまうのですが、もじもじして答えることが出来ず、次に指名されたカムパネルラもまた、同じように黙ってうつむくのでした。
先生が答えを言いました。

~「このぼんやりと白い銀河を大きないい望遠鏡で見ますと、もうたくさんの小さな星に見えるのです。ジョバンニさんそうでしょう。」 ジョバンニはまっ赤になってうなずきました。けれどもいつかジョバンニの眼のなかには涙なみだがいっぱいになりました。そうだ僕は知っていたのだ、勿論カムパネルラも知っている、それはいつかカムパネルラのお父さんの博士のうちでカムパネルラといっしょに読んだ雑誌のなかにあったのだ。それどこでなくカムパネルラは、その雑誌を読むと、すぐお父さんの書斎から巨きな本をもってきて、ぎんがというところをひろげ、まっ黒なページいっぱいに白い点々のある美しい写真を二人でいつまでも見たのでした。それをカムパネルラが忘れる筈もなかったのに、すぐに返事をしなかったのは、このごろぼくが、朝にも午后にも仕事がつらく、学校に出てももうみんなともはきはき遊ばず、カムパネルラともあんまり物を云わないようになったので、カムパネルラがそれを知って気の毒がってわざと返事をしなかったのだ、そう考えるとたまらないほど、じぶんもカムパネルラもあわれなような気がするのでした。(-銀河鉄道の夜・・宮沢賢治 本文より)

これは私の心の中に住む、カムパネルラ少年のお顔。
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カムパネルラ少年を作ろう、と思ったきっかけは、友人がくれたメールでした。

「今の、日本は、というより世界は、かもしれませんが、
不安な状態に入っているような気がします。
なので、この記事を読んで、少し 新鮮でした。

私は、自分のできることは、何か(すごく小さいけれど)考えてみたいと思います。
ではね。」

そうして、その日の朝日新聞の記事をコピペしてくれました。
その文章は長いのですが、宮沢賢治の世界感が書かれていて、今の世界に本当の幸福を問い直す内容でした。
では、その最後の一部だけ、コピペしてみます。

「賢治が「世界がぜんたい幸福に……」というときの「世」は過去も未来も包む時間を表し、「界」は空間的な広がりを指すという。死者の幸せも、これから生まれる者の幸せも意識しているのだ。

 「そういう意味での『世界』のなかで自分が生かされているという、つながりの感覚。それを賢治のように持つことができれば、自分だけの幸いは本当の幸せではないと気づかされるわけです」

 実際の賢治は、菩薩(ぼさつ)のこころを持ちたいと願いながら、そうできずに煩悶(はんもん)する。それでも、人々のもとに行こうとする気持ちを持ち続けた。「銀河鉄道の夜」の主人公ジョバンニには、こう言わせている。〈僕もうあんな大きな暗(やみ)の中だってこはくない。きっとみんなのほんたうのさいはひをさがしに行く。どこまでもどこまでも僕たち一緒に進んで行かう〉」

私には、ジョバンニに大切なことを気づかせてくれた友人カムパネルラこそが、宮沢賢治の理想の魂そのものの優しい姿なのではないだろうかと・・・そう思えたのです。

(カムパネルラ少年は、ご予約を頂いております。)

エルフのお姫様も、メイクをもっと柔らかく、まつげも人毛に取り替えて、長い髪の毛のウィッグにしました。
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このエルフのお姫様は、銀河鉄道の宇宙ステーションが開くあの丘のエルフかもしれません。
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今朝はご近所さんのヌルジョくんの結婚式に行きました。おめでとう!
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ヌルジョくんは、まだ学生服を着た中学生のころにお母さんが亡くなり、その看病をして発病した姉を助けながら高校を卒業し、区役所に勤めることになったのですが、父親が再婚したとたんに急になくなってしまい、姉の病も治ることなく去年他界してしまって、たった一人になってしまいました。
沢山の悲しみを耐えてきたヌルジョくんは、年齢よりもずっと落ち着いた穏やかな青年になり、優しい声でじっくりと話をする人です。去年の姉のお葬式のときに紹介してくれた恋人、その彼女と今新しい家族を作ることになりました。どうぞ幸せに、健康な沢山の子供たちに恵まれる家庭を作ってください。

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by ekadantaya | 2015-10-29 20:57 | Trackback | Comments(0)

新しい4人のお顔。日曜日の丘。

アバビ村の猛暑の中、なんとか4人の子供たちのお顔を仕上げました。
エルフの女の子一人、妖精の女の子一人、人間の幼い男の子一人、生意気そうな妖精の男の子一人。
女の子、男の子2名ずつの大小のお顔が生まれてきました。
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Elf girl は、長い髪の毛にしようと思います。
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幼い人間の男の子は、晴れた日のアバビ村の夜空にくっきりと浮かび上がる満天の星・・・あの宮沢賢治さんもきっとこんな星空を見上げながら書いたであろう物語に出てくる少年になる予定です。
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さて、日曜日の丘の上の家では・・・・相変わらず小さな子供たちがどんどん集まってきました。
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この日はクレヨンも、鉛筆も、絵の具も、何でも好きなものを使って、好きなものを描くということになりました。
そして毎回6年生のグデが連れてくる小さな弟たち。この日は何回も喧嘩をして泣き出すので、うまいこと動物図鑑で釣って、私が書いた動物の絵の上をクレヨンで塗りつぶすと言う作業をさせることが出来ましたが・・・
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ちょっと目を離せばまた大泣き。
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結局、グデが絵を描くのを中断して、弟たちをなだめ、ご機嫌になったちびたちはあちこち走り回り、しばらくしてまた泣き叫ぶ・・を繰り返すのでした。
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お母さんもお父さんも建築作業の仕事で日曜日も家にいない。6年生のグデに繊細な水彩絵の具の筆の使い方を教えたいけど、このちびっ子2名がいたらちょっと無理・・・。なんとか、お絵かきの間だけでも、私がベビーシッターの代わりをしてやりたい・・と思いました。来週はこのおチビさんたちが興味を持つような何かを工夫しておこう。
出来上がった作品と子供たち。
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最後に移っているワヤンは、Halo Bali Mecio(私の名前、みちよ・・のつもりでした。)Adi Schipta (自分の名前)SELYY(セリーのこと。)と文字だけ書きました。この写真はまたもやインドに旅している最中のセリーに送ってあげよう。
絵の具だけで描いた素敵な風景画点。
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屋根もテラスも早く修理をしないとまずい状態なのですが、大工さんが見つかって、工事が始める前までは、この子供たちとの日曜日を大切にしておこう。工事中は下の宿のレストランを使わせてもらおうかな。
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月曜日はニョマンスディの第二子誕生のお祝いに、プレゼントを持ってアンラプラの県立病院まで行ってきました。Nanaちゃんの妹、誕生です。2人のパパになったスディ、頑張ってね!
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アバビ村は乾季の厳しい暑さの中で、本当に暑い!乾燥しきっているので、ちょっと油断すると喉が乾燥して咳や鼻水が・・・・。
息子の受験や入学で慌しかった日々が落ち着くと、なんだかちょっとす~す~するような、寂しさがきました。
でも毎週土曜日や日曜日の午前中に、学校の中にあるヒンドゥの寺から先輩の携帯を借りて電話をしてくれます。
元気、元気。腕と胸に筋肉が付いて太くなったよ。勉強は管制塔でのシュミレーションが多くて、とても楽しい。
元気で生き生きとした声を聞くと、家族中で安心します。

そんな風に、家族が一人家を離れて、子供たちが大きくなって自立して行くと言うことを始めて実感してみましたが、長い間の習慣が変わると言うのは慣れるまでに時間が掛かるものかもしれません。
何か、ぼっとしていて、ピントが合わない。
そのせいでしょうか、ネミアちゃんの腕の球体を仮つなぎにしておいたことをすっかり忘れて、ドレスを作り髪形を整えて、出発させてしまうと言う失敗をしました。
球が磨く前で、指紋と言うか手のひらの皺のようなものの中にベビーパウダーが入り込んで、アカギレみたいにヒビヒビに見えるので、ご連絡を頂き、始めて思い出したのです・・・。
急遽、大船で人形教室を開いている妹に依頼し、球を磨かせて頂くことになりましたが、私よりも器用で彫金職人でもある妹ですので、ネミアちゃんの肘はつるつるに美しくなって、明日発送予定です。
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本当にご心配とお手数をおかけしまして申し訳ございませんでした。ネミアちゃんにも、すっかり忘れて、ぼけてしまってごめんなさい。
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それでは、また明日から気を引き締めて・・・お顔たちに髪の毛を付ける事と・・・たんぽぽちゃんのドレスを仮縫い始めましょう。

by ekadantaya | 2015-10-27 21:49 | Trackback | Comments(0)

すやすやたんぽぽちゃんのドレス、新しいお顔達製作中。

そろそろ、3年間毎日お世話になったデジカメ一眼レフカメラの命が危うくなってきて、新しいモデルに買い換えたのですが、11月8日にこちらにやってくる杏里ちゃんが持ってきてくれるまでは使えない・・・。
スマホのは雰囲気はいいのですがやはり細部や色がちゃんと写らない・・・・。
壊れたカメラで数枚は取れるのですが、数枚撮ると不思議な電子音がして、レンズを確認してくださいと言う文字と共に真っ暗になって何も写らなくなります。
では、今朝撮った数枚。デジカメ一眼の写真数枚です。
私の数少ない宝物・・・ピンクの夢象と一緒に。
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たんぽぽちゃんは今ドレスを製作中。淡いピンクのフランスから来たアンティークレースの生地で。
ここからはGaraxyで撮った雰囲気画像。
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たんぽぽちゃんとお昼寝をすると、とっても寝心地がいいのです。春の野原でぽかぽかお日様に当たってまどろむたんぽぽちゃん・・・ゆっくりとドレスを仕上げてあげましょう。
そして、始まった新しいお顔たち。
今エルフと小さな妖精、2人組みがお顔を焼き上げ、鑢で整えるまでできました。もう2名、お顔を作ってあげようと思います。
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丘の上の家では、日曜日、朝の8時から沢山の小さい子供たちが私を待っています。
先週葉っぱにアクリル絵の具で色を塗ったのが楽しくて、またやりたいと言うことになり、子供たちが多すぎてテラスでは無理なので、地面に座って色を塗ることに・・・。
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小さな男の子たちは個性的に、勝手にどんどん好きなように色を塗り始め・・・一色だけの子、限りなく色々と色の種類にこだわる子も・・・・
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私の足が写ってしまいましたが葉っぱとの大きさ比較で・・・。
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これは、画用紙がいらないし、古くなってちょっと変質してしまった絵の具を使い切るには良い方法かもしれません。何よりも、楽しいし!
でも、丘の上の家もそろそろ本格的な修理が必要になってしまいました。
屋根の骨組みも、テラスの支えも、シロアリに食べられて、取り替えなくてはならないので、乾季の今を逃せないと、大工を探しているのですが、なんと大工がまったくつかまらない。儀式が立て込んでいることもありますし、街では建築工事が沢山あって、村の大工は今誰も手が空いていないのです。
屋根は金属の骨組みに換え、テラスは基礎をコンクリートにしようと思っていますが、クリスマスに息子が帰ってくるまでに終わらせたい・・・・早く大工さんが見つかりますように・・・・・。

今立て込んでいる儀式は・・・結婚式。
今週もジャヌールの従弟で、ジャカルタに住むアグスの結婚式に出席しました。
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来週はまたご近所さんのヌルジョの結婚式があります。
久しぶりにすごく気に入った色の組み合わせの生地を見つけたので、新しく新調したクバヤを来て行く予定。幼かった子供たちがどんどん大きくなって青年になり、そして王子様と王女様みたいなめでたい姿を見せてくれるのは、時間の魔法を見るような、不思議な幸せな気分。

by ekadantaya | 2015-10-23 10:31 | Trackback | Comments(0)

カモミールちゃんは、生まれ変わってたんぽぽちゃんになる。

眠った子のお顔、息子の受験の山場に、ああ落ち着いてぐっすり眠りたい・・などと思いながら作り始めたのですが、きれいなお顔なのにどこかが足りず(スヤスヤの寝息が聞こえてこない)・・・何度もペイントをやり直したり、ついには粘土を付け加えて形そのものを変えたり・・・試行錯誤していくうちに。ああこの子は・・・リラックスしていない固い口元なのであると・・そう感じました。新しく作ろうかと、芯までは作っていたのですが、どうにも捨てられないいいところがある・・・。それは、おでこなのでした。さあ、新しく作るより絶対に難しいことなのですが、出来る限りやってみよう!目元の骨格も変え、口元は大きく削ってから粘土をつけて作り直すという事までして出来上がったのがこの寝顔。

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美人ではなくなり、ちょっと下膨れ気味で、彫りも深くはないいつものミンピーちゃん系統のお顔立ちではありますが、うっすらとよだれがたれそうに開いた口から小さな白い歯が見えている・・・これがちょっともっと間抜けな感じで、ぐっすり感、力の抜けた表情になったのではないか・・・と。写りにくいのですが、白い歯が見えるかな・・・・・。

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そうしてこの子にはこんな風なウィッグが似合うかもと・・・さらさらのストレートのウィッグをかぶせてみたら・・・うん、確かに、寝息は聞こえてくるぞ。という気がする。
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カモミールちゃん、と言う名前よりは、平仮名でたんぽぽちゃん、と言う方が似合いそうな子になりました。
それでは、名前も付け直して、たんぽぽちゃんとして、ドレスも新しくもっと寝心地のよさそうな子供らしい可愛いドレスにして、やはりぐっすりと眠っているお友達も作ってあげようと思います。

今週は、可愛い赤ちゃんたちに会った週でした。
まずは、お隣のスマディの家で・・・
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立派なプーマンクー(平民僧)になったスマディが儀式を取り仕切り、弟のワヤンの娘、プトゥ・インタン・ラクシュミデウィの3ヶ月の儀式。
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ワヤンは客船員で留守中でしたが、元気いっぱいにインタンは可愛いお目目をくりくりさせて、無事儀式を終えました。ワヤンそっくり!ワヤンに出会ったのはまだ彼が小学生のときで、あああっという間に時間が過ぎて、ここにいる!息子の3ヶ月の儀式をしたときがまるで昨日のように思い出されました。
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マデ・ビマは男の子の赤ちゃんが生まれました。この子は生まれて4日目なのに、はっきりした顔立ちのすごいハンサム!
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庭のお堂の下にいた小さな怪獣は、トッケーの赤ちゃん。近くに寄ったら、大きな口を開けて威嚇するのよ!ほんの4cmくらいしかないちびのクセに、頼もしいこと!
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私とシノは時々お兄ちゃん早く帰ってこないかなあ・・などと遠くに思いをはせることもありますが、お兄ちゃんが帰ってくる年末までは忙しくてあっという間!お人形を作りながら、家のニス塗りや門のペンキ塗り、丘の上の家も修理をしなくてはいけないし・・・・忙しくないときなんてないから、時間はいつもあっという間に流れてしまう。そろそろ年なので、時間があっと言う間に過ぎてしまうことはちょっともったいない気がしてきました。
時々シノと一緒にゆったりとした午後、時間をしばらく止めてみる実験もしています。
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by ekadantaya | 2015-10-17 12:10 | Trackback | Comments(0)

大きな木の精霊のような老人達と小さな丘の妖精のような少女達。

風邪をひいて1週間、久しぶりに本格的な体調の悪さを味わい、普段の活動の半分しか出来ない状態が続くと、健康と言う宝物の大きさを実感いたしました。
健康なときには見えないものも、そんな時にこそ見えるもの。
健康には気をつけなくては・・・せめて子供たちがしっかり自立して自分の家庭を持ってくれるまでは・・・病気にならずに元気でありたいものだ、と思いました。

そしてきっかり日曜日の朝には、すっかり治った私。朝ちょっと遅れて6時近くに、久しぶりの村の朝市へ出かけると、前を歩く長身の老婦人は・・・あ、ムスティカさん家のおばあちゃん。
朝市までは1キロ近く距離がある自宅から、ゆったり歩いて来るというおばあちゃんはもう85歳なのですが、
20年前から殆ど変わらない元気さ。

人は誰でも年を取りますが、40歳を過ぎると、時間だけでは同じように年齢が計れなくなってきます。
肉体の健康さだけではなく、精神的な充実感や熟成した人格の成長も関わって、年をとるほどに美しくなっていく種類の人々がいます。
その人たちは、大きな古い木に似ています。
そばにいるだけで、涼やかではるかに大きな世界の中に包まれている安心感をくれる存在。

そんな風に年をとるのは・・・今の自分を振り返るとちょっと無理かな・・・次の人生でなら目指せるかも・・ですが、もし孫たちの成長を眺めることが出来るまでに元気で長生きできたら・・・挑戦してみたい課題。
そう思わせてくれる素敵な老婦人が周りに存在するアバビ村です。

そして、そんな大木の精霊みたいな老人たちに共通しているのは、太陽のように規則正しい日常生活、愛をこめたみんなのための仕事を続けること、体を動かす習慣や長い距離をゆっくり歩く習慣を持っていること。
そして何より、周りにいつも小さな子供たち、孫やひ孫が沢山いて、ニコニコ暮らしていることでした。

私は週に一回、小さな子供たちと過ごす時間が唯一の贅沢。
丘の上の家にいる、ジュワットの木に会いに行く時間です。
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今週は私が風邪をひいていたのを知ってか、先週19名も来ていた子供たちが、3人の女の子だけとなりました。しかも、いつもみんなを引っ張ってやってくる、3年留年のローハンちゃんが首にやしの実が当たって転んで唇を怪我したので来ることができないと言うニュースも3人娘が持ってきました。
(ローハン、やしの実が首を掠めただけのようで良かった!!こちらではやしの実が当たって亡くなる人が交通事故より多いと聞くほど危険な事なのです。)
初めは、好きな絵が描きたいというので、机でいつものように始めましたら・・・
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女の子達というのはいつの時代もありきたりの型にはまったみんなとおんなじような絵を描いて、きれいに色を塗る、と言う作業がほとんど。男の子たちみたいにはみ出しても気にしないで夢中で描きまくる、と言う子は殆どいません。
う~~~む、なんとか、自由にしてあげなくちゃ!
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そこで、私はまだ残っているアクリル絵の具の大きなチューブを出してきて、そしてある素敵な自然の贈り物を見つけてきました。さあさあ、外のテラスで自由に色を塗ろう!
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私が見つけたのは、傘の木の大きな枯葉。アクリル絵の具で好きにカラフルに色を塗る作業は、彼女たちをどんどん自由にし、歓声を上げるくらいに楽しませたのです。
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まあきれい!!魔法のように枯葉が生き返りました。
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お日様の下に乾かして、
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ほうら、出来上がり!丘の妖精3人娘。
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お人形の方は、まず眠ったカモミールちゃんから作業を始めました。
どうしても、まだ何かがちょっと違う・・・足りないのか余分なのか・・・と眺めていたら、目が違う。
左右の目のふくらみが微妙に違うことと、目の上の骨格も狭すぎてゆったりしていない事に気がついて、
あ、思い切ってやり直し・・となりました。
全てをはずして、除光液でペイントを取り除き、微妙に粘土を付け加えて、目の部分と周りの骨格、鼻にかけて作り直した結果・・・・
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今日からまたもう少し細部を作りこみ、今週中には彩色の仕上げをして仕上げられますように・・・・。
カモミールちゃんが気持ちよ~くスヤスヤ眠ってくれるようになったら、作ってみたいイメージがあります。

それは昨日私の風邪を心配してうっちゃんがくれたメールにあった、菩薩のイメージ。

by ekadantaya | 2015-10-13 09:33 | Trackback | Comments(0)

シンティアちゃんとネミアちゃんのお友達、ナノちゃん誕生。

ここ数日、ひどい夏風邪(というか、今乾季で汗ばむ気候なので夏風邪みたいなもの)をひいてしまって、くしゃみと鼻水、頭痛にその他もろもろ体中が痛くてだるい、集中しない状態が続いていますが、
そんな中、お約束していたシンティアちゃんのお友達、犬なのか猫なのかウサギか狸か狐なのかも・・・はっきりしない怪獣が生まれました。
毎日、ここのところは特に24時間きっちり離れずにそばにまとわり付いている愛犬シノに多分な影響を受けて生まれました子で、名前はナノちゃんにしときましょう。

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ナノちゃんは、首と手足がゴムジョイントで動き、ふわふわのチベットラムの毛皮を貼り付けて作りました。
大きなブルーの瞳は、シンティアちゃんともネミアちゃんとも相性が良いように。
ナノちゃんは、可愛いような可愛くないようなお顔ではありますが・・・すばしこくて利口な良い番犬にもなる子です。
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ここまで写真を撮ったら、またカメラの具合がおかしくなったので、ここからはスマホでニュアンス撮影。
ではまず、シンティアちゃんと。
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ネミアちゃんともね。
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今週中に、新しいカメラを買う予定です。11月はじめにこちらに来る予定の杏里ちゃんに持ってきてもらうつもり。

明日こそは、このひどい夏風邪が良くなりますように!本当にずいぶん久しぶりに引いた風邪で、ごろごろしているくせに、いつもよりいっぱい食べてしまうので、また太ってしまったのではないか心配。
風邪を引いたり、体調が優れない時にはあまり食べてはいけないのだと聞きますが、なぜなのか、本能的にいつもよりしっかりと食べようと思ってしまう。運動が出来ないのに・・・・まずい。どうぞ体重が増えていませんように・・・・。

by ekadantaya | 2015-10-08 21:26 | Trackback | Comments(0)

病は気からと教えてくれたボン氏のお別れの儀式。日曜日の子供たち。

ジャカルタのホテルで早朝知らせを受けた、ボディのお父さんのお別れの儀式が土曜日に行われました。

ボディのお父さん、ボン氏は去年は大変元気にしておりました。高校教師になった息子が高校教師になったばかりの美しい嫁をもらい、可愛い女の子の赤ちゃんも生まれ、家族は理想的な幸福の中にいると、全ての人がそう信じておりました。
ところが、去年のわが一族のロラスの時から、みんなが知らない間に状況が急変していたのでした。
普段は私の主人や医者のコージと仲の良かったボディは、ロラスの準備で忙しい主人のところではなくて、自分の親族の中のグループと過ごすようになり、大金のお金を使って賭け事にはまるようになってしまったのでした。借金をし、また賭け事に使い、また借金を・・と言う具合に、賭博のアリ地獄に捕まったことが発覚したのは、大勢の人々が借金の返済を求めて家に殺到し始めてから。
高校教師のお給料ももう何年分も前借していると言うことでした。
お父さんのボン氏は・・・・・
心労から初めに食欲がなくなって、どんどん体調が悪化し、殆ど寝たきりの状態で入退院を繰り返すことが7ヶ月続き、最近やっと食べることが出来るようになり、家の中を歩くことも出来るようになったところだったのに、ちょうど私たちがセリーのところに遊びに行っているとき、ボディと嫁が喧嘩をして、嫁が家を出て友達の家に行き、一晩中インタンが泣き叫ぶ・・・と言う状態になった翌日、ボディのお父さん、インタンのお爺ちゃんの体調は急激にドロップして、危篤状態になり、私たちがジャカルタにいる27日の早朝に亡くなったのです。

ここは、アバビ村の人生の終着駅。遅かれ早かれ、み~~んな、例外なくここに到着いたします。
どんなにお金を持っていても、持って行くことはならず、どんなに体の具合が悪くても、どんな問題を抱えていたとしたって、やはり全てを焼却して、魂は身軽に空へ飛び立つのです。
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ボディはこれから、沢山の険しい道を登りながら家族を守る強い父親になっていかなくてはならない。
どうぞ、ボンお父さん、安心して安らかにお休みください。

お隣のスマディの家には、客船員になってヨーロッパにいる弟のワヤンの赤ちゃんがいます。
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ワヤンにそっくり!ワヤンが中学生の時に、出張中の主人の代わりに1週間も私の手伝いをして赤ちゃんだった勇気を毎日抱っこしに着てくれましたっけ。

2週間ぶりの日曜日の丘の家は、新しい小さな子供たちが沢山来て、合計19名もになり、賑やかでした。
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グデという6年生の男の子が連れてきた小さな弟2人はどう誘ってもクレヨンと紙には興味を持たず、机にマジックでいたずら描きしたり、床中這い回っていました。
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グデの描いた絵は翼のある動物の絵なのですが、いつでもこのいたずらなチビちゃん2名の面倒を見なくてはならないことからの自由への憧れなのかも・・・。
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そろそろ丘の上の家も床の板や屋根のフレームなど、木の部分を修理しなくてはならなくなってきました。雨季が来るまでに何とか大工さんを見つけて始めないと!
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そして昨日の夕飯は、近所に新しく出来たレストランへ娘と主人と出かけて見ました。
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レストランの雰囲気も良くて、素敵なフロートの色合いに感激した・・までは良かったのでしたが、料理は美味しくない、フロートは甘すぎる・・・・で、見た目だけの店だと分かりました。

そんなこんなでまだまだお人形造りは本格的に始まらないのですが、夕べ、小さい動物のお顔がひとつ焼けました。
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そして今朝、壊れたはずだったカメラが何のこともなく復活していて、お人形の写真がやっと取れました。
シンティアちゃんとネミルちゃんは小動物のお友達が出来上がったら、日本に揃って飛んでいく予定です。
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すやすや靴の箱の中で眠っているカモミールちゃんにも、ドレスを作ってあげなくてはね。
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昨日から今までの疲れがちょっと出たか、風邪気味で、のどが痛くて体がちょっとだるい感じ。
乾季の今は大変乾燥していて、埃っぽく、毎日庭にホースで水をまかないと、埃が立って箒もかけられません。

今日は勇気の従弟のお兄ちゃん、パンジーが、勇気と同時に合格した運輸省の陸運の大学へ入る入学式です。入れ替わりにジャカルタに行っている主人の弟一家、パンジーの写真を今か今かとワクワクしながら待っている我が家。

さあ、今日はまず、シンティアちゃんのお友達の小さな動物君にボディを作ってあげましょう。

by ekadantaya | 2015-10-05 10:05 | Trackback | Comments(0)