TENちゃんの髪型と手足。

TENちゃんは、日曜日に親戚が帰ってくるまでにできる限りのところまで進めるつもりで、製作中。

革のボディを残してそれぞれの各部分が着色終了、繋ぎまでしました。まずは首と胸のプレートをつなぎ・・・

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髪の毛も最終的にカット終了。
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ちょっとだけ前下がりで、耳たぶが少し出るくらいの後ろは借り上げ風の短いおかっぱ頭。
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手も足も間接部分が独立球で、よく動き、ぷくぷく太ったTENちゃんの手足。
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今、革を裁断し終わって、午後から縫製です。
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昨日、ジャカルタからバリに休暇中の高校の後輩、小針君がやってきました。今回は大変素敵な婚約者も連れて。夜はディナーの後でロラスの会場にいる村人たちとゲンジェ。今朝はアメドに向かって出発し、なんだかあっという間に顔だけ見た感じではありましたが、大都会ジャカルタで暮らすストレス・・・しっかりと癒して、バリの休日を楽しんで、また頑張ってね。お土産の美味しいパンをありがとう。
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休日など全くないアバビ村の生活、労働はきつくてもストレスは少ないのかもしれません。私は今日もまたアバビ村の働き者の奥様たちに負けないように・・・・TENちゃんを仕上げます。

by ekadantaya | 2014-05-29 13:23 | Trackback | Comments(0)

ロラスの準備レディースの仕事始まる。TENちゃんの今。

ガルンガンが終わって、ロラスの準備もたけなわに入りました。
ここ4日間、儀式に使う供え物の飾り菓子を女性たちが作っています。
私も娘と朝から毎日参加。供え物を作る人と、料理をする人、コーヒーを配る人、みんなそれぞれ自然にてきぱきと動き、優雅ながらも大変手際よく働きながら、にこやかに華々しい女性たちの世界です。
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このお菓子はお米の粉をふかしてココナツミルクを入れ、水を少しずつ混ぜて粘土状にしたものを細長いひも状に伸ばし、形を作っていくのですが、都会の女性たちや若い人はなかなか作ることができないちょっと難しい技術が必要。ところが、粘土の得意な私は何でも作ってしまうので、みんな大喜び。しかも、私の娘の絵美もまた、私よりも器用に何でも作ってしまうので、またまたびっくり。
では、私と絵美の作品も含めて、レディース・ワークをご覧下さい。
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このお菓子はジュリンパンという名前。小さなものは金の形をしたプガダーや三角のクトゥンゲンがあります。
出来上がったものを薪の台所で形を崩さないように油で揚げて、冷めたらビニール袋に入れて、儀式の供え物に仕上げるまで取って置きます。
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朝8時ごろから始まって、10時に一回コーヒーとお菓子の時間。そして、ランチは毎日ここで料理したものをみんなで食べます。
ランチを食べてから、少し供え物のかごなどを作り、女性たちは家に帰ります。
男たちはここに住んでいるといってよいくらいに、早朝から真夜中まで仕事をしています。
この生活は儀式の始まる7月まで続くのです。
私も子供たちもここで毎日お昼ごはんを食べて帰り、ちょっと休んでから、お人形作り。午後から夜寝るまでTENちゃんの手足を作りました。
親戚が帰ってくると、小さな子供たちもみんな帰ってくるので、我が家は大変賑やかで・・・お人形を作っていると部屋に小さな子達が入ってきて、沢山の質問をしたり、お腹がすいたといったり、喧嘩を始めたり・・・・やっと焼き上げた腕と脚が粘土の配合が甘くてマーブル模様になってしまったのも仕方がなく・・・親戚が帰ってから徹夜に近い作業でやり直す羽目になりました。
なので、昨日はロラスの仕事は一日お休み。
今度は綺麗に焼きあがり、丁寧に磨き上げて先ほど仮つなぎをしてみました。まだ色はつけていません。
少し大きなTENちゃんには独立球を使って間接部分の不自然な切り込みがなくても自然な動きが自由に出来るようにしました。
良く太った手足のTENちゃんです。出来上がったらほぼ55cmくらいの子になる予定ですが、ぽっちゃりした子になるでしょう。
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ボディは柔らかい革を使って、抱き心地のよいボディにしてあげる予定。
衣装は実は儀式まで時間がないので、セリーが来る7月18日に間に合うように一着、そしてこの子は9月のヒトガタ展に出す予定で・・・もう一着・・・それまでに作ってあげたいと思っています。


明日は夕方ジャカルタに住む高校の後輩・・小針君が久しぶりにやってくるので、午前中に色を仕上げてしまおうと思います。
できれば・・・日曜日にまた親戚が帰ってくるまでに、出来るだけ進めてしまいたい・・・・。
6月に入ったら・・1ヶ月間、儀式が終わるまでの間、遠くからも大勢の親戚がやってきて、家に滞在することになります。
なので、どうしても集中しなくてはならない仕事は今のうちに仕上げてしまわないと・・・。
TENちゃんの革ボディまで何とかクニンガンまでに作ることができますように・・・。

by ekadantaya | 2014-05-27 23:46 | Trackback | Comments(0)

Selamat Hariraya Garungan 2014

今年もにぎやかに忙しく・・・ガルンガンを迎えました。
子供たちはぐんぐん成長して、従兄弟の一番上のお兄ちゃん、パンジーはもう185CMを超える巨漢。今月高校を卒業して大学進学です。息子の勇気は従兄弟たちと比べると、大変色白のヤサオトコに見えますが、身長は175CMに伸びて、やせっぽちではありますがこの7月、ロラスの儀式のあとに高校3年生になり、娘の絵美も高校に進学。
恒例の集合写真。

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みんなで朝母寺でお祈りをした後に、
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パ・ウィディアの家でコックのマデ・ルタの料理を堪能。
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今日のメインは野菜たっぷりの豚やきそば。
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コージとノピーの愛娘カナヤちゃんもゴキゲン。
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そして、準備の日にはシノは大変可愛らしい生き物に首っ丈で、寄り添ってそばを離れませんでした。
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この子は雑種の小型権のお母さんと、ミニチュア・ポメラニアンのお父さんのミックスで、ゼロくんという2ヶ月の男の子。従兄弟が一緒に連れてきたのですが、ぬいぐるみのような可愛さに、人間だけでなくてシノまでメロメロ。
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ガルンガンが終わった日の夕方、親戚たちはそれぞれの住む都会に帰り、勇気も仲良しのボンユウと一緒に今週いっぱいシガラジャで休日を過ごしています。

そして、ほっとした私と絵美は・・・軽やかに2日間、お掃除を一緒にしたり、簡単な料理で食事をしたり、かなり優雅な時間を過ごし・・・TENちゃんも少し進めることができました。

まずは、娘が髪の毛をシャギーにしてくれというので、ちょっと散髪ついでに、TENちゃんの髪の毛も散髪。
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あとは腕と脚の部分を残して、体の部分もここまで出来上がっています。
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今日から始まったロラスの本格的な仕事、女性たちの供え物つくりもこれから毎日7月の儀式の始まりまで続きます。
午前中は朝食の後に掃除洗濯を済ませて丘のロラスの会場へ。
みんなで供え物のお菓子つくりをして、ランチを作り、毎日ランチは会場で頂くことになります。
午後からは少しお昼寝をして、夕方お人形つくりを少しする時間をとるようにしながら、なんとかTENちゃんのボディを完成させる予定です。

by ekadantaya | 2014-05-23 19:41 | Trackback | Comments(0)

Hannon Leeちゃんのインナードレスとヘッドドレス完成。ガルンガン・クニンガンの祭日の始まり。

明日からガルンガン・クニンガンの祭日で、2週間の間島中がお休み。
今日は明日のために親族が集まってご馳走を作ったり供え物を作るプナンパハンという日。
私も大忙しになる寸前に、出来上がったHannon Leeちゃんの衣装をアップ。

紅茶染めした繊細なコットンガーゼにセピア色のお花のレースモチーフで、インナードレスが仕上がりました。
お揃いのレースでヘアバンドも作りました。

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これで、Hannon Leeちゃんの衣装は完成。
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Hannon Leeちゃんはクニンガン開けの6月のはじめに素敵な場所へ向かって出発です。
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出発までにカードを作ったり、もう少し髪の三つ編みを凝ってみたり・・・・まだ時間があるので、Hannon Leeちゃんとのお別れの時間までできる限りの愛を注ぎましょう。

日曜日の丘は、子供たちとの時間。
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子供たちが絵を描いている間に、マデ・スチと一緒に家を掃除していたら・・・3月30日の私の誕生日の時に出てきて、1日ですぐになくしてしまった金色のカンガルーのハットピン、ロジャーの落し物ですが、再発見。
今度はしっかりと帽子にとめました。
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2週間、ガルンガンとクニンガンでどの家も忙しいので、お絵かきもお休み。高校を卒業したコマン・アリアワンもデンパサールで専門学校に入り、お絵かきの時間も卒業です。

ロラスの準備もそろそろたけなわに入ります。建物には白いペンキも塗られて・・・・
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沢山の供え物や飾り物の材料も揃えられ・・・女性たちの仕事も6月からは本格的に始まります。
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この日のランチはまたコック・マデルタのメニューで、野菜料理と新鮮な魚料理。
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なんだかやけに鼻の低い竜の頭の原型も一つ用意してありました・・・。竜というよりも、シノみたい。
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昨日はやっと歯医者さんに行きましたが、ドクターもクニンガン明けまでお休みなので、歯に開けた大きな穴に脱脂綿を詰めたまま、(それを食べるごとに取り替えなさいと言うのですが、それがまた大変難しい。)2週間の忙しい祭日を乗り切ります。
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明日のガルンガンが終わって、クニンガンまでの間には少し何もしない日があるので、隙を見ながらTENちゃんの続きを少しずつ進めましょう。

by ekadantaya | 2014-05-20 10:37 | Trackback | Comments(0)

Hannon Leeちゃんのサンダル

エミール君の時に革で靴を作ることにしばらくはまってしまい、ドルリルちゃんにも作ってあげて、それを見たHannon Leeちゃんのママになるかたからオーダーのお願いを頂いてしまい・・勢いでお受けしたのは良かったのですが・・・もともとHannon Leeちゃんに関しては足を素足の設定で作りましたので、自由に曲がった足首と自然に伸ばした足の形をしていまして・・・大変に難しい作業となりました。

ブーツのような高さのある靴はどうやっても履けませんので、Hannon Leeちゃんの足の曲がった形に合わせて、サンダル風に革で何とか形にしました。
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仕上がりは・・まだ少し調整が必要ですが、またまたヒートペイントでちょっと古い感じに・・・。
小さなハトメとバックルで足首で止める形にして、革の色が移らないようにタイツをはかせました。
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これからインナーとお揃いのレースのヘッドドレスの仕上げをします。
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優しい優しいオーラのHannon Leeちゃんは、同じように優しい素敵な若いお嬢様の元にもうすぐ出発の予定です。セリーもいるお隣の大陸・・・オーストラリアに向かって。愛を込めてお支度をしましょう。

Hannon Leeちゃんは全体的に柔らかな朝日のようなオーラを持っている子ですが、
今お顔だけ出来ているTENちゃんは、髪の毛と目の色が真っ黒なだけあって、かなりはっきりした子。
髪の毛はちょうどあごくらいにカットしてあげようとか、お洋服はこのはっきりしたお顔立ちに似合うようにこうしようとか・・・・つい時間があると考えてしまいます。

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昨日のセリーのメールでは、オーストラリアはもう冬が始まっているそうで、ストーブをたいている寒さだそうです。日本は今新緑の季節。もう夏の気配もすることでしょう。
アバビ村はというと、気持ちの良いお天気が続き、夜には少し雨が降る、雨季から乾季に移り変わる季節。
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セリーはすばらしい家族に囲まれて、87歳になるお母さんと、アーティストの妹と一緒に暮らし、家族と来週はキャンプに行く予定だと言いながら、心の中にあるロジャーのいない寂しさは永遠に続くだろうと言います。
親しい人々を亡くすたびに、私たち生きているものは、時の移り変わりに、昨日とは全く違う今日に、過ぎ去った時間への強い郷愁を感じながらもまた明日へと流されていく時間の流れがとめることは出来ないのだと思い知るのですが、私はこのヘッセの言葉にとても共感します。
ヘルマン・ヘッセはなんという澄み切った鋭い言葉の光で、私たちの心の未明を照らしてくれることか!

素晴らしい魔力、万物が変転すると言う燃えるように悲しい魔力よ!
しかし、それよりもすばらしいのは、過ぎ去ってしまわぬこと、存在したものが消滅しないこと、それがひそかに生き続けること、そのひそかな永続性、それを記憶によみがえらせることが出来ること、たえずくりかえし、それを呼び戻す言葉の中に、生きたまま埋められていることである。
(ヘルマン・ヘッセ)

by ekadantaya | 2014-05-17 09:51 | Trackback | Comments(0)

TENちゃん誕生。ロラスの儀式まであと1ヶ月

日本の女の子は色まで仕上げたのですが、翌日に頭よりも先に手が動いて、ペイントを全て取り除く作業へ移り・・・結局もう覚悟はしていましたが、顔の上部目から上を全部作り直すという事態になりました。

前の記事に載せた写真の子は日本の友人からも珍しくいい子だとお褒めの言葉も頂き、セリーがまた大喜びで、頼んだ名前をGOOGLEでいくつか送ってくれて、明るいメールに心は勇気をいただきまして、半分泣きそうだったのではありますが、新しく作るよりもずっと難しい技術のいる作業へ・・・・・三日三晩・・・休みもせずにまたもくもくと・・・・

そして、生まれたTENちゃん。てんちゃんというのは、セリーが送ってくれた名前の中から一文字頂いて付けた名前です。天使・・Angel・・と言う言葉をググッたせリーから、天だけいただいて、お天ちゃん・・と命名。

目を全面的に、うしろからグラスアイをはずして位置も変え、もう少し柔らかな奥二重のくりっとしたお目目、涙袋も少しふっくリ、おでこはもっとでっぱりましたので、お鼻はまた低くなりました。

そして、実は前のペイント、濃すぎて、ちょっとショッキングな仕上がりで、あまりの存在感にうちにいるほかのお人形たちが・・・泣きべそをかいたのです。ママの気のせいだ・・と娘は言うのですが、目の錯覚だと思いつつ、濃いペイントのお顔を見てから他のお人形たちを見ると、特にドルリルちゃんが・・泣きそうなお顔に見えてしまうのです。エミール・シンクレールは明らかにいやそうなしかめっ面をしますし、Hannnon Leeちゃんも困ったようなお顔で目をそむけるし・・・。家族は可愛いと・・ちょっと色が白すぎかもね・・とはいいましたがおおむね気に入ったのでしたが・・・・

てんちゃんは、やっぱりMediumで薄くしたペイントを重ねて,自然に・・・生き生きとした子供の肌の仕上がりにいたしました。眉の形も柔らかくしあげました・・・。

ああ、本当に、なんと言うことのないお顔の子なのですが・・・今までで一番粘った・・・でも沢山のお勉強をしました。
そんなてんちゃん・・・まず見てください。Never give up の天使・TENちゃんです。

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この子の続きはHannnon Leeちゃんの靴と下着が完成してから・・・ロラスが始まる7月前にはお洋服まで完成するようにしたいと思います。

そして、日曜日はまたロラスの会場で・・・みんなで準備をしました。
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もう建物はほぼ完成していて、椰子の葉ぶきの台所まで完備して、まるで時代劇のセットみたい。
はるか昔の村が再現された感じです。
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医者のコージも3ヶ月になる娘のカナヤちゃんと奥さんのノピーと参加しましたし、オーストラリアから帰ってきているマデ・カロンも加わりました。
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男たちの仕事はまだまだ続きますが、そろそろ女子供にも仕事が出てきました。何かの実なのですが、むくと中には綿毛のついた種のようなものがあって、それを丁寧に取り出して、供え物に入れる材料とする作業です。
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美味しいランチも、この日帰った都会の親戚、ホテルでコックをしているマデ・ルタが張り切って用意してくれて・・・
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赤ちゃんはゴキゲン、
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おじさんは会議の途中に大いびき
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入り口にはスケジュールを書いた大きなたて看板が立てられました。
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さあ、6月の半ばに入ったら・・・準備ももっと忙しくなるでしょう。
6月後半から始まる儀式は7月の最後まで続きます。
私は今月と6月の半ば・・・残る1ヶ月でできるだけのことをしてお人形たちを仕上げてあげなくては・・・・。

by ekadantaya | 2014-05-14 15:20 | Trackback | Comments(0)

日本の女の子、お顔が完成。

思っていた通りに、娘と息子の次に風邪をひいてしまった私。きっかり2日間は熱で動けませんでしたが、息子や娘と同じに2日で復活。

細部の彩色を終え、まつげも埋め込んで目元の仕上げ、そして大事な眉毛を・・・今回は黒々と・・・。
結局、こんな子に生まれました。
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ウィッグはボディも全て完成してから貼り付けて、カットする予定です。短いおかっぱにしたいのですが、失敗しないように少しづつ・・・・。
名前は今のところ一つだけ候補が出てきていますが・・・・良く考えて、日本風の可愛い名前を付けてあげよう。
さあ、今日はセリーにメールでこの子のお顔の写真を送りましょう。

来週からはHannon Leeちゃんの衣装の仕上げに入ります。

ほっとして、アップした写真を見たら、鼻の下が仕上げ残していたことに気がつき、そして目の横のペイントに切れた筆の毛が入っていることも発見。またもやみんなが寝静まった夜遅くまで・・・この子につき合わされました。
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何度またオーブンを出たり入ったり・・・最後のついでにもう少しほほに赤みを加えて、眉毛も近づけてやった・・・・。この子はぱっつん前髪の短いおかっぱ頭のおてんば娘になるだろうと思います。

さあ、これで何があっても、しばらくはいい子に待っててね!

by ekadantaya | 2014-05-10 17:02 | Trackback | Comments(0)

ほぼ完成。日本の少女のお顔。

ついに細部の繊細な線描きだけ残して仕上がったお顔。
最後まで手の掛かる子です。
昨日はもう一度おでこと目の部分を微妙に作り直し、また鑢をかけて細かい空気穴まで全部完璧に修正し、やっと今朝からファンデーションに移りました。

日本の女の子の肌の美しさは、3月に来た菅原君のお嬢さん、詩野ちゃんを見て改めて感動しまして、樹脂粘土のそのままの色合いと質感では、あの柔らかな透明感のある子供の肌の色と質感が出ない・・・最近はそのように考えていて、ペイントは肌の色に作ったさまざまな色を白を混ぜた不透明に作りまして、何度も重ねて焼き付けてから、細部の仕上げに移ることにしています。ジェネシス・ヒートペイントはちょうど油絵の具の感覚で、ぼかしたり重ねたり、色々なことが出来ます。
今回は特に、綿密に・・・世界で一番美しい肌の日本の女のこのために下地を愛を込めるだけこめて仕上げてみました。
眉や目元、もう少しは唇もほっぺも微妙に彩度を加える予定ですが、まずはこの子がどんな子になりたかったのか・・・・ほぼ完成のお顔をアップ。

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おでこはもう少し出っ張った感じに、そして鼻の付け根が日本人特有の骨格になっていることを微妙に強調。
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この子のお顔はどことなく菅原君の詩野ちゃんににていて、家の末っ子の犬のしのちゃんにも・・・にている気がします。
まっすぐな黒い髪人毛ウィッグは日本から取り寄せたのですが、とてもいい感じ・・・。
お洋服に合わせてもう少し短くカットするかどうか決めることにします。
大きさは・・・はじめに考えていた大きさよりも少し大きくなりそう。60cmくらいかな・・・。

ここ2週間の間に、どうしても子のこのお顔が作りたくて、どんなに疲れても諦めることができなかったのは、実はセリーと約束している7月19日のロジャーのためのセレモニーに、ぜひこの子を出席させたいと思ってしまったからです。
ロジャーのお父さんは一昨年94歳で亡くなりましたが、そのお父様は大学で日本語を教える教授で、第二次世界大戦では軍隊のために暗号を読み取ったり通訳をしたりしていた方。
ロジャーは丘を出て行くときにそのお父様の形見という小さな象牙の人形をくれました。

この子のお顔が出てくるまでの2週間、セリーと連絡が取れずに心配を毎日していたのですが、おととい、この子がやっと形になった日にセリーは素敵な写真と近況を送ってくれました。
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今はジェーンの家から、セリーの妹の家に移って、お母さんともお隣で、少しづつ元気を取り戻していると。
素晴らしいアーティストである妹と一緒に、セリーも写真の仕事を始めているそうで、この美しい写真はお母さんと一緒にショッピングに行った時の物だそうです。
ほっとして、この子のお顔を仕上げに入りました。
出来うるかぎりの愛を込めて、仕上げてあげようと・・・心に決めました。

セリーがメールに書いてくれた事が、心に沁みています。
ロジャーがなくなる前にセリーに言ったのは、セリーをあのアバビ村の丘に連れて行く、そしてあの丘の家を完璧に作り直して、あそこに住もう!
ロジャーはいつでもセリーを喜ばせることばかり考えていました。

私がお人形を始めたきっかけは、アバビ村にインターネットがつながって、日本のヤフーオークションで、古い壊れた市松人形を手に入れてからです。
日本にいるときには全く興味のなかった市松人形が、届いてみたら、なんということか、その存在感はもう子供そのもので・・・古くてぼろぼろで鼻が欠けている安い昭和の戦時中あたりのお人形だったのですが、鼻の先が欠けているのがもう痛々しくて・・・・。
胡粉を取り寄せ、1ヶ月かかって殆ど原型がないくらいにお顔を作り直してしまいました。娘から・・・鼻が取れていたからハナちゃん・・花ちゃん・・と命名去れました。
勿論、そのこは前のほうが可愛かったのですが、生き返ったお人形にへたくそな着物まで作ってやり、そこからお人形つくりが始まったのです。
だから、時が来たら・・日本の女の子を作ってみたいな・・でも私にとって大変特別の日本・・・きっとこだわって大変なことになるだろうからいつの日にか・・と思いつつ、あまりちゃんと取り組んで作ったことがなかった日本の子。この子は私にとっては、特別の子になりそうです。

私が花ちゃんのお顔を作っている様子をセリーは美しい写真にしてくれて、日本のお人形を大変に美しいと感激してくれました。

この子の名前はまだありませんが、出来上がったら、あの丘の上の家でセリーたちが来るのを待つことにしましょう。

さて、この子には目じり半分だけ、人毛の薄い色のまつげを目立たぬように埋め込んで、繊細な面相筆で眉を丁寧に一本一本書き込んで・・・うっすらともう少し紅をさしたような透明なほほの色と唇の仕上げをしたら、セリーに写真を送る約束。

でも、どうやら、はじめに息子が、そして次に娘が掛かった風邪が、私に来たようで・・・ちょっと休息してから、仕上げをしましょう。

by ekadantaya | 2014-05-08 13:19 | Trackback | Comments(0)

アデの美しい儀式の後でやっぱり生まれた子。

今朝、焼きあがったお顔がオーブンの中で冷めるまでの間にアップしようとおもって、出来上がったばかりの写真を撮りました。
あんなに長い間どうしても生まれなかった少女のお顔が、突然昨日出てきたわけです。

こんな子が生まれてきました。まだ焼く前にベビーパウダーで細部を整えただけの状態ですが、この子は特別に手間が掛かったので、嬉しくてアップ。
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日本の女の子で、おかっぱの黒い髪の毛、そして大きさができれば55cmくらいになる予定の子。
これから頭のうしろ部分と首のホールを作ってさらに焼き、形を整える仕上げの水やすり。
そして一番楽しみの彩色です。

ああ、本当に、やめようかと思うほどに形にならず、イメージがはっきりするまで何度作っては壊してきたことか。昨日でもう2週間くらいになります。
イメージは漠然とあって、そしてそれがはっきりしてくるまでの間に、こうではないこうでもない・・・と、ぜんぜん近づかなかった。
でもやめようと思っても、どうしても夜寝ていても家事の間も、イメージが浮き上がってきて・・・・やっぱりまた机に向かう毎日・・・朝から夜中まで毎日。
ところが、軽く絵を描いてみたら、イメージはほぼ輪郭をとりました。
そして、2日間、近所の親しい2家族の葬儀に立て続けに出て、大変久しぶりに大勢の人々の中でおしゃべりをし、沢山のお顔を観察し、子供たちのお顔をじっくりとながめて、くたくたになって帰ってきたときに突然、この子のお顔がはっきり出てきました。

追加・・・夕方になりましたが、今日一日の仕事の最後に、(水やすりで形を整えている途中ですが、)鉛筆で眉を描いてみたら・・・・
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さらに近づいてきました・・・。明日、もう一日かけて細部の仕上げをしてドキドキの彩色です。

さて、昨日のアデの儀式。アデは年齢は今生きていたら28歳くらいになっているかな・・・。去年なくなった可愛らしい娘さんで、10年前にアデの母親が病に掛かり、手当ては手遅れで経済的にも困難なために家でなくなるまで家族が看病していました。知識がないので、感染の予防もせずに賢明に看病をしていたアデがお母さんのなくなった1年後に発病してしまいました。それから入退院を繰り返し、9年間も病に苦しんでいました。
私がアバビ村に着たばかりの頃、可愛い娘さんで、日本語を習いに来ていました。とっても上手でいつまでも私には日本語で甘い笑顔で挨拶をしてくれていました。
「ミチヨサン、コンニチワ。ゴキゲンイカガデスカ?」と、お見舞いに行ったときにも甘いとろけるような可愛らしい笑顔を絶やさない子でした。
一昨年、再婚をしたお父さんが、再婚してすぐに急になくなってしまい、お姉さんはお嫁に行ったので、アデは弟と2人きりで家に暮らしていました。具合がよくなって、一時はデンパサールで仕事もし、大変可愛い娘さんなので勿論恋人もできました。
でも、やはりまた具合が悪くなって、最後は家で家族や近所の人々に見守られながら其の短い一生を終えたのが去年のことでした。アデに結婚を申し込んでいた恋人も火葬の儀式の時には来ていました。

アデを思い出すと、その運命にみんなやりきれない悲しみを感じるのですが、あのあでやかなとろけるような笑顔のアデに慰められるような気がします。そして大きな果てしない空を思い出すのです。

昨日はその魂を送る華やかな儀式に朝から行ってきました。
すっかり大人になった弟が立派に喪主役を果たし、アデの魂は晴れた青空を空高く昇っていくようでした。
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儀式の行われるアバビ村の火葬場へ行進する前に、アンクルンという美しいガムランが演奏されていました。
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アバビ村のアンクルンは、オダ・ウキルやダダプのお父さん、ジャヌールノお父さんが亡くなってからというもの全く演奏するメンバーが集まらないのでそのまま途絶えようとしていました。
ところがびっくり!
セリーと絵を描いていた丘の子供たちが、大人達に習いながらアンクルンを演奏しているではありませんか!
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アデの魂を乗せた輿はこの青年になりかかった少年たちのアンクルンで行進することになったのです。
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なんだか、感動で胸がいっぱいになりました。
ダダプも演奏に加わっていました。お父さん譲りの音楽の才能は、これから村の新しい時代のために引き継がなくてはいけません。
ダダプはもうりっぱに大先生の立場ですもの。
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アンクルンの楽器がアバビ村には少ししかなくて、日ごろの練習には使えません。
もしも中古で良いから一セットあれば、子供たちが伝統を引き継ぐチャンスもありますが、中古でも50万円くらいするとか・・・。其の話をしたら、息子と娘が、もしも近い将来ちゃんと収入のある大人になれたら、絶対に一セット寄付する・・なんて、言ってくれたのがちょっと嬉しい。

アデの魂を送る儀式は、華やかに、にこやかに、荘厳に、真昼の焼け付くような太陽の下で美しく完成されました。
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by ekadantaya | 2014-05-06 13:12 | Trackback | Comments(0)

いさぎよく降参。

ここ1週間の間、毎日毎日、朝から晩まで・・・・家事もそっちのけで粘土と格闘していましたが、今ついに降参。
いくつ作っては壊してきたのか・・・・。ついに少し妥協して、焼いてしまった大きな首を今破棄したところ。

何を作ろうとしていたかと言うと・・・実は、ちょっと大きさのあるグラスアイに合わせて、人毛のウィッグも注文してあり・・・日本の昔の子供を・・・母が小さかった頃のような子を・・・と考えていたのでしたが、何度やってもまだ程遠く・・・とりあえず今は断念。
北アジア・・日本の子供のお顔の骨格は・・・まるで2次元の世界に近い・・・。でも微妙な凹凸が・・・・目玉の位置が顔の表面に浮き出ている・・・色々とお勉強になりましたが、生き生きとした日本人の子供のお顔を作るのは、本当に難しい。
形だけにこだわると、のっぺりして表情のない、子供らしくないお顔になってしまうし、
目の大きな子が作りたいのですが、それがまた難しい。しかも可愛い子にしたいのに・・・・。

取りあえずは、今後の課題で・・・今年か来年また試してみようと思います。

そして、大きさのある子はまた難しい。抱っこできるような大きさの子が作りたくて、お洋服まで考えていたのでしたが・・・気力と体力の限界。家事も溜まっているし、犬のお風呂も延期にしている・・・。

とっても気に入った子が出来るまでは・・・焼かないぞ。と、心に誓いました。
あるアメリカ人の友人が言うには、世界で一番美しいのは日本の子供とドイツの女だ・・そうで、可愛い日本の女の子をいつかは作ってみたいな。。。と思っているのです。

そして、ちょっと練習に・・・とっても小さな子を、小さなお目目の子を・・・作ってみたら、そのこは美人ではないのですが、どうしてもつぶせない表情を持った子になりまして、焼いて薄く色をつけました。

日本人と言うよりは、韓国の女の子かもね、などと娘に言われましたが・・・

こんな子。

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さあ、明日からまた大事な儀式が2日間続きます。
ここ1週間、外出もしていなかったし、肩がこりこりだし、大勢の人々の中で思い切り泳いでこよう。

そして5月はそろそろHannon Leeちゃんの下着やサンダルも仕上げなくては・・・。
来週あたりは材料も届くので、また革細工も始めましょう。

by ekadantaya | 2014-05-02 18:16 | Trackback | Comments(0)