秋晴れの空にのんびり浮かんでいる雲のように。

儀式は現代日本風に専門業者によって執り行われたささやかな式ではありましたが、親族が暖かく見守ってくださる中、穏やかでさわやかな、父らしい儀式を終えることができました。

子供のとき以来お会いしていなかった親戚のおじさん、おばさん、いとこたち、アバビ村がそのままやってきたような楽しい暖かな時間・・・・お花をお送りくださった方々、メールでの優しいお言葉もみなありがとうございました。

すがすがしく、父が微笑んでいます。

49日まで日本にいたいと思いましたが、母は早く帰れと一点張り。主婦がそんなに長く家を空けて遊んでいてはいけない・・厳しい母の言うことを聞いて、15日の便でバリに向かいます。

その間に、写真の整理や、お世話になった方々へのお礼のお手紙を書いたり、なかなか会えなかった人に会いに行ったり・・・のんびり、母やいもうとと、古いアルバムを楽しんだり・・・・。素的な時間になりそうです。

アバビ村ではジャヌールの家にまた男の子が生まれたそうで、赤ん坊のジンベエをいくつか買い込んで、また帰る支度をします。

父の最期の儀式から、あたたかーーーーい人のぬくもりをたっぷり充電しました。
アバビ村に帰ってから、その見えない力を、お人形にしていきたいなと思います。

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知らなかった父のこと、従兄のかずお兄さんが話してくれました。

父は陸軍航空隊の戦闘機に乗る指揮官になる前、士官学校を出てからずっとゼロ戦に乗る少年たちの教官だったと。若い命を乗せて二度と帰らぬ少年たちを送る教師であった父は、何を思ったか,きっと自分も戦いたくなったか、突然、戦闘機に乗って戦う戦士になったと。


そうか、だから父はいつでも、少年を見ると空を見つめるような遠く、まぶしそうな、そんな特別の感慨をこめていたのを思い出します。
小さな私と手をつなぎ、童謡を歌いながら散歩をしていても、少年野球を野原に見つけると、私の存在をすっかり忘れて、走っていってもうバッターボックスで構えている父。

15歳になった勇気は、日本のおじいちゃんのお別れの式に出席できない代わりに一枚の絵を託してくれました。その小さな鉛筆画は、花々や絵美の作ったお人形や手紙とともに納棺され、父を知る人々の目を引きました。
プロペラ機にのったパイロットの父、そして、その機体が後方から崩れて桜の花びらになっている絵です。
その絵の上には英語で
The war is finally ended ......と書いてありました。
その英語があっているのか間違っているのか・・・分かりませんでしたが、息子はその意味をこう説明してくれました。

これで、おじいちゃんの戦争はついに終わったんだ。
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父はきっと、私たちのことをしばらく忘れて、空の仲間たちと今頃編隊飛行でも楽しんでいることでしょう。

by ekadantaya | 2012-10-31 11:34 | Trackback | Comments(0)

暫くお休みのお知らせ。

父はやはり24日にこだわって、今朝離陸いたしました。

93年と10ヶ月のゴージャスな人生。父のあの独特な微笑みが朝日とともに降り注いでいます。

お人形は途中ですが、
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明日私も離陸して、日本に飛んで帰ります。

暫くブログはお休みいたします。

日本上空を飛ぶには、最高の季節ですね、パパ。
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by ekadantaya | 2012-10-24 08:19 | Trackback | Comments(0)

帰ってきたワイノー君角再生治療。HOW TO 厳重梱包。

人・形展にて、素敵な方の元へとお迎えが決まったワイノー君。
帰国寸前に、ドルスさんから電話で、角が破損して届いたとお電話をいただいておりました。
あわただしい梱包作業のときに、丸善さんが用意してくださった大きすぎる箱に横にしてワイノー君を入れ、早く片付け作業がおわっていた菅原君にお手伝いしてもらって箱を小さくして・・・発送していただいたのですが、日本国内だしと思っていたのが甘かった・・・・。きっと放り出されたり移動途中で衝撃を受け、中で動いて、角の先がほんの5ミリほど割れて届いたのです。
お迎えしていただいたO様にお電話で連絡させていただき、アバビ村で修理をすることになりました。
そしてすぐに丸善ギャラリーの担当者がEMSでこちらに送ってくれたとの連絡が入りました。
ところが・・・待てど暮らせどやってこないワイノー君。
先週半ばにやっと届いたのが税関からの手紙。至急出頭せよ・・とは・・・いやな予感でした。
丸善の担当は保険のことを考えてワイノー君のお値段15万円を表記しておりました。
高額なお値段の表記はギフトとあっても、必ず税関で止められ、調べられます。以前10万円ほどの表記でお送りいただいた修理用のお人形は4万円ほどの課税をされ、仕方なく受け取り拒否をして送り主に返してもらったことがあったのです。
車で約3時間もの距離がある都会のデンパサールに2日後やっと時間を見つけて主人に取りに行ってもらいました。事情を詳しく説明して、課税されずに引き取ることができたので、喜んで待っていましたら・・・・
箱を持ったとたんにいやな予感。私が梱包して使った同じ箱に入っていて・・しかも箱の角はつぶれています。あけたら、スカスカの梱包・・・・ああ、あまりにEMSをなめている簡易梱包・・・・ドキン。

案の定・・・はじめに知らせていただいた状態(片方の角の先がほんの数ミリ欠けた)をはるかに超えて・・・・角は2本ともばっちりとへし折られて、貝殻のようなかけらがちゃんと入っておりました。

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痛かったよね・・・・ひどい目にあってしまいましたね・・・・。暫くショックでした。
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何はさておき・・すぐに首の結束バンドを切り、ワイノー君の生首を抱えて・・・角再生治療に入りました。

大方の破損はなんとか完璧修理ができる・・というのが樹脂粘土の良いところです。
接着剤ではなくて、接着部分や足りない部分に粘土をつけ、形成して焼きなおすことによって、周囲の粘土も新しい粘土と溶け合って合体するので、つなぎ目もなく仕上がりも強いものとなります。
ビスクやほかの素材では難しい修理です。
とは言いましても、やはり修理は細かい作業で高い技術も必要です。通常よりも長い時間じっくりと焼きなおします。角以外の顔の部分にはタオルをぐるぐる巻きにしてガードします。
そして、仕上げにジェネシス・ヒートペイントで色をつけて、またじっくりと焼き付けます。

出来上がりは最初より心持立派な角になった感じ・・・・。
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男前が上がったワイノー君、やっとラムジーちゃんと休息いたしました。
2人とも同じチベットラムの毛皮から生まれた子です。真っ白と真っ黒・・・写真に取りにくいコントラストです。
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そして、今度こそは・・絶対に安全にワイノー君をお届けするぞ!!と、梱包をいたしました。
というか、いつもEMSで大きなお人形を贈るときにはこのようにしております。
ここまでしないと、考えただけで危険です。途中で絶対に放り投げられているのですよ!!!宅急便でさえ信用できないのに、国際郵便の道のりはもっと長いのです!

では、もしも海外へ壊れ物などをお送りになる機会がございましたら、ご参考に。
HOW TO 厳重梱包。
まず、角は梱包材で一本ずつぐるぐるにくるみ、紙テープで固定します。
そして頭と角の高さが同じになるように角と角の間に発泡スチロールを置きます。それをまたぐるぐると包帯のように固定します。
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手足もエアパッキンでこれでもか、と骨折したギブスのようにくるみます。テープできつく固定します。
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最後に大事なお顔には薄紙をあて、エアパッキンで分厚く何重にも巻いて行きます。ちょっとの衝撃ではなんともないくらいにしっかり。特に細かい歯が生えているワイノー君は雪だるま状態にしてみました。
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底部分にエアパッキンを折り重ねて敷いた深い箱に座らせるようにワイノー君を入れます。心持傾けて、足は箱側面につかないように上向きにあげ、背中はななめに頭の位置がちょうどはこの高さに余裕を持って収まるようにします。そしてできた隙間に新聞紙を硬く丸めてぎゅうぎゅうに詰めていきます。
ワイノー君の体がどこも直接段ボール箱に当たらないように、新聞紙を硬く丸めたものを箱と接する部分にはさみます。完璧に固定され、ワイノー君は箱の中で身動きひとつ取れない状態まで新聞紙を根気良く詰めまくります。
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最後にはエルフセリーがくれた美しい手漉きの紙を敷き、お手紙ものせて、アバビ村で取れた松ぼっくりも飾りにして・・・・
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段ボール箱は一回り大きな箱を切って2重にしテープで固定します。これで、かなりな衝撃でもつぶれない強度を持ちます。
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その上にエアパッキンで全体をくるみ、住所を貼り付け、割れ物注意の赤紙をこれから貼り付けて・・・明日発送です。
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あとは祈るのみ。・・・これぞ、人事を尽くして天命を待つということであります。Do the likeliest, and God will do the best.
大事な大事なワイノー君が今度こそ無事に愛するご主人様の元へ届きますように。豆化け家族もお供させました。

056.gifほかの国は知りませんが、もしインドネシアに向けてEMSを発送されることがありましたら、どんなに高額なものであっても100ドル以下の表示をしないと、受け取り手の大変な迷惑になることがありますのでご注意下さい。
高額な金額の表示は税関で止められ、中身を検査され、場合によっては高額な税金を受け取り手が払わなくては受け取れないという事態になります。特にアバビ村にEMSを発送されますときには特にご注意下さい。040.gif

特に修理でお送りになるご予定のお客様には説明してきていますので今まで問題は前記の1度しかありませんでしたし、日本の実家から送ってもらう品物はその方法で、税関に引っかかることなく、100%すべて村の優しい郵便局員が持ってきてくれています。

今週から土曜日の午後になった子供たちとの時間・・・。
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娘の絵美はまだ数ヶ月間は学校の改築で午後登校ですし、息子はもうあまり似つかわしくなくなってきた子供たちとの時間・・・私は一人で楽しみにしています。
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土曜に変えたのは、スマディの息子カデ・スリヤも来られるように・・。そしてあたらしく耳がとっても大きなファジャールという男の子も仲間に入りました。
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セリーの頃にはこの丘の周辺の子供たちが集まっていましたが、もう大きくなってしまい時間も合わなくなり・・今は私の家の近所の子供たちと、メンバーも変わりました。週一回の私の平和な時間・・・。
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子供たちが帰った後、掃除をしてゆっくり丘を降り、夕方のひと時をダプダプやジャヌール、そしてジュリーと未来を語り合いながら過ごすのも、大切な時間です。

by ekadantaya | 2012-10-21 16:23 | Trackback | Comments(0)

ふわふわ雲のラムジーちゃん誕生。

青いお空にぽっかり浮かぶ白い雲。
お空が真っ青なほど雲は真っ白に、ふわふわと、浮かぶ午後・・・・。
アバビ村ではシエスタのお時間です。

うとうととしていると、雲から白い子羊のようなふわふわちゃんが・・・・降りてきて、私の隣ですやすや寝息を立て始めました・・・・とかいうかんじに、生まれたラムジーちゃんです。

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全身チベットラムのふわっふわでカーリーな毛皮で仕上げ、アンティークレースと貝ボタンでヘッドドレスを作りました。手触りは夢のようにふわっふわ。まるでお空の雲を抱っこしているかのようです。
微笑を浮かべた唇の端にはうっすらとよだれも・・・。
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今日はラムジーちゃんのお誕生とともに、うれしいニュースがもうひとつ。
丸善さんが正直な金額を記入されてEMSで発送していただいていたワイノー君、税関に7日も足止めを食っておりましたが、主人が遠いデンパサールの税関まで迎えに行ってくれて、無事引き取ってくれました。
今、ワイノー君は主人と家に向かっている途中。
優しいママさま、ご心配なく。戻ってきたらまずはBIG HUGを。そしてすぐに角の先っぽを元通りにしてあげます。
明日にはママ様の元へ出発することができますように。
その前にラムジーちゃんとも記念写真を撮らなくちゃね。

by ekadantaya | 2012-10-19 14:19 | Trackback | Comments(0)

皮ボディ完成。忙しく喜びに満ちた重労働。

Sleeping Angel ちゃんの皮ボディ、くったりした子供の眠るボディ・・・・完成。

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全身の長さは35cm。この子は人間の子でも天使でもなくて・・・・もしかしたら全身が毛むくじゃらの獣になる可能性もあります。

今週は本家の寺(マクサン)がある我が家で儀式があり、近所の主婦たちとともに毎日お供え物を制作しておりました。娘も近所の3歳になる女の子とチャナンを手際よく制作。
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忙しいのですが、喜びに満ちた仕事・・・それが女性たちの愛情を込めて毎日積み重ねられる日常の仕事・・・家事や供え物つくりなのです。
そして、儀式は途絶えることなく行われ、一日に3箇所もの結婚式に出席することもしばしば・・・。
昨日は午前中に私が主人や親戚の面々と、海の村の結婚式に出席しました。
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アバビ村に生き残る偉大なゴッドマザー・・と尊敬されるオダ・ティラムの孫の結婚式でした。
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オダ・ティラムは主人の叔母にあたり、ジュリーの祖母で、村中の親族以外の子供でもだれかれかまわず頼まれればみんな引き取って育ててしまったすごいおばあちゃんで、大きくなった大勢の子供たちに愛されて、いつでも小さな子供たちが回りに天使のように遊んでいるという大家族の天国を造っている人です。
結婚式のあった家のすぐ裏は海。
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帰ってからマクサンでの儀式にはまた沢山の近所の人々がやってきて、シガラジャの弟夫婦もやってきて、にぎやかに華やかに夕方の時間を共有しました。

こんな暮らしを長い間するうちに、かなり日本人の今の価値観とはかけ離れてしまった私の幸福感。1万円幸福な小金の使い道として・・・・・・・それを高級な銘菓に変えて美しい器に載せて一人あるいは数名で食べることよりは、市場で食材を買い、供え物を作って神々に捧げる儀式をし、大勢の人々と供え物のお下がりをニコニコ楽しく分け合うほうが・・・・絶対にゴージャスであると、本当に思うようになりました。

ご無沙汰しているのでそろそろ連絡しなくては・・とか思ったとたんに向こうから連絡が来る・・ということは親しい友人との間でかなり頻繁に起きますが、イタリアにいるセリーもちょうどメールをしようと思ったとたんにメールで美しい写真と近況を送ってくれました。
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天空の城みたいなすばらしい景色・・・・そしてロジャーと一緒に写っている味わいのあるイタリアのおじいさん達・・・・素朴で生粋のイタリア男達と意気投合しているロジャー・・・素敵な時間をすごしているようです。
でも時々・・こんな根っこを持たないヒッピー生活に涙も出ると・・・セリーはこぼすことがあります。

どこにいても心を大きく開いて同じ目の高さで人々とかかわれたら、地球上のすべての土地が故郷であるといえると思います。セリーには帰る場所はいくらでもあります。大家族のいるオーストラリアでも、息子の住むノルウェーでも、沢山の子供たちが迎えてくれるこのアバビ村でも。

by ekadantaya | 2012-10-18 11:45 | Trackback | Comments(0)

特別の場所で。

日本から帰ってあわただしく1週間が過ぎ・・・・日曜日・・・子供たちと約束の午後・・・・。

久しぶりの丘の家。
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人・形展に来てくださった、素敵な女性が、この丘に来たことがあるとおっしゃって、そして子供たちへのお土産にと下さったヨーヨーセット。
ヨーヨーを作って、
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セットについているコヨリの釣り針で、ヨーヨー釣り大会・・・・
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中学生の絵美や高校生の勇気は日曜日も課外授業やクラブなど、忙しくなってきているので、小学生の近所の子供たちとこうして遊ぶ時間がなんだかとても幸せを感じる時間・・・・。
スマディの息子が日曜日はパソコンの無料塾があって来られないので、次回からは土曜日の午後に変更することにしました。

ヨーヨー遊びが終わって、次は自由に絵を書いたり、模様を書いた紙で封筒を作ったり・・・・近所の小店で買ってきたスナックと飲み物を堪能しながら子供たちとの丘の午後,魂が洗われるような静かな喜びに満ちたひと時です。
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この場所は・・・・こうやって、子供たちと使うだけにしよう・・・。子供たちが元気よく丘を駆け下りて行き、一人で掃除をしながらしみじみと思うのでした。
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そして、遠方より友キタル・・・・時、本当の友人を迎える場所にここをとっておくことに決めています。
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人生の中では、沢山の出会いがありますが、星のように心に輝く人々との出会いは、一生消えることがありません。その人がもうこの世にはいなくなってしまったとしても、相変わらずそのヒカリはすぐそこに手で触れることができるように輝いています。一生の宝物・・・そんな人々が私には沢山います。
いくら、一期一会であったとしても、心に残る人の存在・・というものもあります。
日本にも、アバビ村にも私の星は毎日輝いていて、そういえば忙しくて連絡を忘れていた星もイタリアにいました・・。毎日一緒にいる家族、遠く離れている家族も・・・私の太陽そのものです。その一人一人にメールやポストカードを出す暇はないのですが、毎日心からの愛を送って生きています。

私にとってのお人形作りは、その愛の表現のひとつだと・・・・そう気がつきました。
ゆっくりじっくりと作りこんでいく手足・・・。愛がこもったかな・・。
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次は皮でボディを作ります。愛と感謝をいっぱい込めながら。
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by ekadantaya | 2012-10-15 14:25 | Trackback | Comments(0)

すやすや・・・・眠る天使たち・・。

日本から帰ったその日から、親戚の結婚式でばたばたと忙しく、やっと終わったかと思うと今度はPCが壊れてしまいました。主人が町の修理屋で再インストールをしてきてくれましたが、Windowsのインドネシアバージョン・・では、日本語が書けない・・。2度目に家からちゃんとCDを持って行き、日本語バージョンをちゃんと入れてもらって・・・やっとPCが使えるようになりました。
でもまだ問題が残り・・・AVGのウィルスソフトをダウンロードしている間に、ウィルスに感染し、そのウィルスを削除するために取り除かれたファイルのおかげでダウンロードマネージャーが開けなくなり・・・・また修理に出して再インストールなのか、買い替えかもしれません。

しばらくメールのお返事が遅れるかもしれませんが、2,3日で何とかできるはずなので、少々お待ちください。

今、アバビ村は乾季の終わり、雨季の前の灼熱地獄・・・・とは言っても日本の夏ほど暑いことはありえません。それでも、涼しいアバビ村で汗をかくなどということ自体が・・大変不思議で、地球の温暖化を肌で感じるこのごろです。

すやすやと安らかに眠る子供たちを見ていると、暑さもいろんな問題もひと時忘れることができます。
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私は今、白いSleeping Angelちゃんの手足を作っているところですが、どうにかこのスーピー君の動きを学んで見たいと思いながら、昨日3本も作った腕をまた粘土の塊に戻したりしています。
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そして、ほっとする幸せなお写真がまた届きました。
オーストリッチの羽毛を貼り付けていたキスミー君は、貼り付けた羽が時間とともにどんどん落ちてくるので、はじめはラビットファーに張り替えたら、何のおサルかわからないものになり、次にモヘアのフェイクファーをママさまに探していただいて3度目の正直・・・・なんとかオランウータンちゃんになりました。しかも女の子になってキスミーちゃんに・・・。
ヘイジと仲良しのツーショットでお写真をいただきました。
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展覧会でグラスの中に入れていたのに初日から姿を消していた怪獣ポッケ君は、大きなAngelちゃんの腕に抱かれて幸せそう・・・。
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そして、小人のおじいさんと小さな孫もお支度が整い、優しいママとパパが待つお家に出発することになりました。

大きなワイノー君は、丸善ギャラリーからお迎え先に向かう途中でちょっとした事故にあったのでしょうか・・・・角の先っぽがほんの少し欠けて届き・・・丸善さんからアバビ村へEMSで送ってもらっています。
またあえるのがちょっとうれしいですが・・・今度は長旅で、大きいし税関とかに引っかからないようにちゃんと無事に届いてくれるかしら???少し心配ですけれど、ワイノー君はきっと無事帰ってくるはず。

今週は久しぶりに家族で週末を丘の別宅で過ごそうかしら・・・。丘の宿のみんなにたくさん土産話もあるし。この暑さでは涼しい丘が一番の避暑地です。
来年はうっちゃんが来る・・といっていましたが、きっとたくさんの友人が来年ここに来る予感がします。
そしたら、3日三晩はしゃべり続けるであろう・・・・お話が山積です。

by ekadantaya | 2012-10-12 15:14 | Trackback | Comments(0)

アバビ村の自宅に無事到着しました。

昨日の夕方、アバビ村の自宅に無事戻りました。

羽田でエアアジアのチェックインカウンターに荷物を預けようとして、大変なハプニングが起きてしまったことに気がつきました。ある無意識のネット操作のミスで何故か荷物を預ける予約がキャンセルされていたのです。
つまり、私は正規の料金をその場で払わなくてはトランクを預かってもらえないということになり、その料金というのは気が遠くなるほどのお値段・・・なぜなら往復のエアアジアのチケットと変わらないお値段・・・だったのです。

責任者を出せ、ときれいな係りのお姉ちゃんに命じはしましたが、出てきたのはもう少し背の高い感じのよいお姉さん。今はその人しか責任者がいないそうで、その人ではその途方もない金額をどうにもできないというのです。エアアジアを訴えるぞ、と脅しに掛かろうと思いましたが、あ、この罪なきお姉さんたちにすごんでも一銭の得もないだろうと察した私は、ここでキャンセルしてネットで明日以降の安いチケットを予約しなおすかどうか・・とりあえずは妹に連絡。しかし、この真夜中に実家に戻るのも迷惑だし、ホテルに泊まるにしても経費は掛かるし、子供たちは楽しみに待っているだろうし・・・・・ううむ、しょうがねえ!と、支払いを決め、責任者のお姉さんに腹をくくりましたというと、ほんとは7キロまでの持込手荷物を10キロまで多めに見てくれることと、座る席を3つ空いていて、自由に横になれる場所に替えてくれ、しかも4万6千円の支払い金額を4千円安くしてくれたのです。できる限りのことはしてくれたのです。彼女がもっと偉い上役であったら、半額くらいにしてくれたかもしれないけど。
バリと日本往復4万5千円という破格のチケットですから、まあいいか。ガルーダで帰ったとすれば。

次は予約してWEBチェックインを済ませた後は、予約の変更で食事を追加しようとか余計なことはしないことにします。そして何か変だなと思ったら、コールセンターに問い合わせしてください、と空港のお姉さんのいうとおりにします。
道中は慣れたもので4時間クアラルンプールで時間をつぶすのも何ともない感じ。でも、沢山の人間が飛行機に乗る時間をつぶす場所にいて、ほとんどのアジア系の人々は日本人も中国人もマレー人も若いのもそうでないものもそろってラップトップと見つめあい、あるいは指を開いたり滑らせたりそれにあわせて顔をゆがめたり微笑んだりしている風景は・・・・寒いものがあります。友達同士で来ていても、それぞれが持つ通信機器と向き合っている・・・・。チャイニーズ系の若者が特に極めていましたね。
そんな風に観察したり、つまみ食いをしたりしながら、あっという間に時間はたち、午後2時にはバリ島に到着いたしました。
ダプダプに迎えに来てもらってバイパスに入ろうとしたら、主人の従兄弟、マデグヌンとその妻ワヤン・セニの車とすれ違い、早速携帯で連絡を取って、クルンクンの海岸で休憩。
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久しぶりのスパイシーなバクソー(肉団子スープ)の美味しさにホット・・・しました。
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アバビ村の自宅には夕方5時にやっと到着。親族の結婚式の準備で、主人もおばあちゃんも出かけていて、娘は午後登校でまだ帰っていない・・・。息子とシノが迎えてくれました。
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ダプダプおじさんと私にコーヒーを入れてくれる息子と、尻尾を千切れるくらいに振りながらおなかが地面にこすれるくらい低い姿勢で走ってきたシノ。ああ、やっと我が家に帰ってきた実感。
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すぐに娘も帰ってきて、お土産のお菓子やいただき物の素敵な品々を整理整頓し、そこからはもういつものとおりに忙しくわいわいと・・・。

机には、絵美のアレンジメント・フラワー。娘が頑張ったらしく家はちゃんときれいになっていました。
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一緒に帰ってきた
Sweety ちゃんとCoffe beat 君は、次の展覧会まで一緒にいて、また眠った子供たちが沢山生まれてくるのを見守ってもらいます。
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Sweetyちゃんには温かなお言葉とご希望もいくつかいただきましたが、そして実家の母も預かってあげると何度もいうのですが、やはりアバビ村で私の部屋にいてもらって、次の世界への扉を開く係りになってもらうことにしました。

Dwarfのおじいさんと孫はお迎えが決まり、この後準備ができ次第日本にまた飛んでいくことになります。

怪獣たちはすべてお迎えされ、独りぼっちになった怪獣王子は、クゥちゃんのいるぼらんどぉるさんに暫くお預けしました。お迎えがなければ、アバビ村に帰ってくるので、また子分の怪獣たちを作ってやろうと思います。

明日は結婚式。親戚も今日からまた集まっています。
お土産は何もないのですが、お土産話に花が咲く・・・それだけで楽しい時間を共有できます。

日本でお世話になった皆様、落ち着きましたらまたご連絡しいたします。
お蔭様で、心に残る思い出が沢山できた人・形展。関係者の皆様、本当にお疲れ様でした。お世話になりました。見に来てくださった方々、暖かな記帳のメッセージも宝物です。本当にありがとうございました。

次にまた展覧会でお会いする日が今からとても楽しみです。

by ekadantaya | 2012-10-09 14:07 | Trackback | Comments(0)

古いアルバム。

今日は、羽田からアバビ村の自宅へ向かう日です。
朝から雨が降り肌寒いほど涼しくなって来ました。夜7時くらいまでは時間があるので、古いアルバムを見ながら、その写真を沢山デジカメで写していました。
骨と皮になってしまった父の姿を孫達に持って帰るより、こっちのほうが、父も喜ぶと思って。

父は第二次世界大戦のときの陸軍航空隊指揮官として大空をプロペラ機で飛び回る前、ちょうど今の息子の年頃に満州にいました。支那事変 - Wikipediaその当時、義賊というのでしょうか・・・・満州に行って馬賊(馬に乗った盗賊・強盗団)になって、貧しい人にお金を配りたい・・という妄想を抱いた信州の地主のぼっちゃん、後先も考えずに
16歳で勝手に志願し、戦場に飛び込んだのです。その頃のアルバムだけ、手元に無事残っています。
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日本に帰った父は猛勉強をして士官学校に入り、陸軍航空隊の若き指揮官として第二次世界大戦に参加する職業軍人となりました。
12年前に、一度だけ孫に会いにアバビ村に来てくれたときに父は、大戦中はフィリピンに3年間在留し、ニューギニアの空で毎日アメリカ軍の飛行機と戦うためにバリ島のシガラジャで給油をして、東へ飛ぶので、今私の住むアバビ村の丘の上を飛んでいたことになる・・・・などと笑っていました。

父の戦争時代の話は子供の頃はまるで映画を見るように楽しみでした。その残酷な戦争と言う環境の中で、若い生命力に満ちた父が全力で戦う姿は、大空を飛ぶプロペラ機の幻に重なって、今でも魂に焼きついています。でも大人になって思い返せば、父やその時代の人々がどんな恐怖の真っ只中を生きていたかと・・・父の痛みが分かるようになって来ました。

戦争が終わると父は戦犯としてマッカーサーに指名手配をされました。運良く、お友達が多く、父は大きな顔をして警視庁に隠れていたといいます。そして終戦後の日本の混沌を生き延び、・・・・若い母とちいさな娘達をこよなく愛し、平和な平凡な幸せを掴みました・・・。

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さあ、パパ。また大きな空に向かう準備です。

私はアバビ村でパパの大事な宝物を守ります。妹と母と、日本の進んだ医療環境に本当に感謝をしながら、今日はパパの大好きな空を飛びますよ。

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by ekadantaya | 2012-10-07 10:38 | Trackback | Comments(0)

ヒトガタ展、無事終了いたしました。ありがとうございました。

最終日には欲張って、沢山の方々とのお約束・・・お一人お一人に十分お話して感謝を伝えることができずに大変失礼いたしました。
沢山の暖かなお気持ち・・応援をいただいて、人・形展が昨日無事に終了いたしました。
お忙しい中、遠方からも来ていただきました大好きな方々、そして暖かなお気持ちを持って何度もお人形に会いに来てくださった方々、もちろん恋する乙女のようなどきどきするまなざしでお迎えくださった方々、お片づけを手伝ってくれたLeafyちゃんと龍太朗くん・・・会場で何度もお会いして暖かなお話を聞かせてくださった稲田さんをはじめとする素晴らしい造形作家の皆様・・・いつもお忙しい中で優しく支えてくださる斉藤様ご一家・・・美しく頼もしい藤田さん・・・会場でお会いしたすべての暖かな人々へ・・・勿論私の自慢の友人、妖怪・・蹈鞴房こと優しい菅原君、心より感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。

ありがとうございました。
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この扉から始まる道が明日のためにつながりますように・・・。

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私は7日の夜までどこにも行かずに父のそばにいて、そしてそれから思い切って自分の場所に戻ります。
父はまだぐっすり眠ることができないのですが、ここにいても私は何もしてあげることはできないので、母の言うとおりにアバビ村の自分の家に帰って早く仕事を始めることにしました。

私の仕事は、家族の暮らしを幸せで快適にするために休むことなく創造活動をする主婦という自由業。
その中で生まれるもの達はすべてが作品です。そしてそれはどんなに小さな作業でさえも、庭を掃くほうきの一掃きでさえ、洗濯物をたたむ指先の動き一つでさえ、幸せと喜びに満ちていないときには、愛情という創造の光は中に入らない・・・・そうすると、家全体が味気のないつまらない空間に変わって、カリカリと乾いた空気が入り込んできたりするのです。それでは主婦というアーティストとして失格ですね。
楽しまなくては。愛する人々のためにするどんなに小さなことも、人には見えない面倒な仕事も。
そんなことをアバビ村でやっと学んだのです。

次に日本に帰る時には、父はもうやせ細った骨と皮だけのいまの体の中にはいないかもしれませんが、私の中にはいままでと変わりなく父は存在するのです。
なので、いつ母や妹から電話がかかってきて呼ばれても、動じないように準備をしに帰ります。

妖精ニーナちゃんとシーナちゃんをお迎えくださいました安藤さま。メールでご連絡することができませんのでこちらからご連絡いたします。
お電話でのお約束どおりにアバビ村に帰ったら、シーナちゃんの前に作ったお洋服とピンクのお花をお送りいたしますので少し長い時間がかかるかとは思いますが気長にお待ちください。

そしてもうひとつお知らせが・・・。
このバード・ガールについて・・・・
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会場ではじめてお会いした、ドールテイラーのHIROKOさん
Daisy-D|yaplog!(ヤプログ!)byGMOがこの子の良さに気がついてくださって、私もHIROKOさんの作品を見せていただいて・・・・・あ、良いかも、、交換。となった次第でございます。
BIRD GIRLはリトアニアではなくてHIROKOさんの元に行くことになっていたのですね。
そして私は次の展覧会のために2着も・・・あるイメージのお洋服をお願いいたしました。

ちょうど、Bird girl ちゃんと同じ大きさの子が2人・・・・HIROKOさんのドレスに合わせて生まれる予定です。

そのドレスは古い古い廃墟から発掘してきたような・・・HIROKO さんの魔法とガーナベイビーズの世界が合わさって、ちょっと新しい地下道が開けるかもしれません・・・・。
HIROKOさん、よろしくお願いします。

それでは、あすからじっくりと、父のそばに気が済むまで張り付いていようかなと。そしてお土産は、見えるものも見えないものもトランクいっぱいに詰め込んで・・・。

by ekadantaya | 2012-10-03 22:26 | Trackback | Comments(0)