2012年人形(ヒトガタ)展のお知らせ。

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昨日、ガルンガン当日。華々しく天から神々も先祖の霊も天使も妖精もそして地の底からガーナ達まで参加して島中がゴージャスなパーティー会場になりました。

そしてそろそろ怪獣王子一行もみんなで集合写真をとる時が来ました。一人まだドレスが出来上がらない子もいますが・・・適当に布を巻いて・・・。

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お知らせがやってきました・・・・。ああ、もうそんなに月日が流れていたのか・・・・神々の島で浦島太郎になっている私・・・。

帰国ももうすぐ。母の連絡を待って、父の容態がこのまま良好であれば21日に日本に帰る予定です。


「人・形)ヒト・ガタ)」展
2012年9月26日(水)~10月2日(火)
丸善・丸の内本店4Fギャラリー
午前9時~午後9時(最終日は午後4時閉場)

参加作家
秋山まほこ/荒井黒陽/IZARRA/石塚公昭/稲田敦/因間りか/カウラ/ガーナベイビーズ/亀井潤/キノコジュース/キャンカヤコ/クロ/櫻井紅子/サユリンゴ/神宮字光/踏鞴房/チャプリ/戸田和子/縄田みのり/西織銀×HIROKO(Daisy-D)/野村直子/林美登利/遠方彼方/槙宮サイ/美夜花りり/レプンクル  (五十音順・敬称略)

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お友達の皆様、お世話になっている皆様、DMはメール添付で後ほど送らせていただきます。


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怪獣王子と怪獣たちは、自己の中にある様々なコントロールしにくい感情、欲望や恐怖、そしてねたみや嫉妬など人間の心を支配しようとするマイナスの感情が怪獣で、それをバランスよくコントロールして支配下に従える冷静で知的な高い自我を怪獣王子としました。(これはヒンドゥの哲学のありかたそのものです。)
こちらの伝統の文化は、子供たちや若者たちに自己の中にいる怪獣と仲良く折り合いをつけ、大人になるに従って怪獣たちをコントロールする精神の力を育てる精神文化を発達させています。
ヒンドゥではヨガといいます。

そうか・・と今気がつきましたが、怪獣王子は名前を適当にVincentとつけましたが、Yogaと付け加えましょう。怪獣王子Yoga Vincent 。

そして、また素敵なりかこさんに・・・・最高のセンスでドライフラワーのリースを・・・全てのお人形のために製作していただけることになりました。
またりかこさんのお花たちとのコラボ・・・展示がワクワクしてきます。

そうして・・・大学時代の悪友と・・いうのでしょうか。武蔵野美術大学彫刻科きっての天才造形作家・・・・その名は・・・ワイノー菅原君。
菅原君の源氏名は・・いや作家名は・・・・まだ不明なのですが・・・上記の作家たちの中に一人怪物が混じっている!
そしてその作品は・・・・・世界中から注目される・・・・生き人形。

とにかく、今年はお見逃しなく・・・・9月26日から丸の内丸善オアゾ4Fへ・・・・・・様々なヒトの形に会いに来て下さい!

by ekadantaya | 2012-08-30 19:13 | Trackback | Comments(0)

ガルンガン準備も世代交代のはじまり。

さあ、今日はガルンガン前日。朝から家族総出で働きました・・。
どの家も、午前中はご馳走つくりと供え物の仕上げで大忙し。

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去年までは親戚の若者が手伝いに来ていましたが、はっと気がつくと今年から戦力が子供たちでまかなえるようになっています・・・・昨日の晩は村の中に住む親戚の家に夕飯を招待されて出かけるのに、行きは娘、帰りは息子にと・・バイクで送ってもらうことになり、これもまた去年までとの大きな違いに驚いてしまいました。
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サテを炭火で焼く大事な係りは若いものの仕事ですが、ことしからリヤンと勇気で全部焼きました。日本でサテの屋台でもやったら儲かるかもしれない・・・・。
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退役軍人のパ・ニョマンと本家の長男である主人がメインのスパイス作り・・・・
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主人の弟とパ・ニョマンの息子ユダ、そして勇気の従兄パンジーがスパイスと混ぜた生肉をくしに刺す係り。
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おばあちゃんの台所ではパ・ニョマンの奥さんメ・リカとおばあちゃんが無駄の無い動きで料理をこなし・・・
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いつもなら小さい子供たちの面倒を見たり子供専用に料理をする私ですが,今年は子供たちはほっといて、おばあちゃんの台所で椰子の実を下ろす役割をしてみました。2本ほど指の皮も摩り下ろしてしまいましたが、なんということはない。楽しいおしゃべりとばあちゃんの台所の優しい光で楽しい時間を過ごしました。
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若い嫁さんたちと絵美は・・・バレ・グデで供え物の仕上げ。
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花やお菓子で飾られた供え物は明日のお祈りの時に母寺にもって行きます。
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小さい子供たちとシノは・・・マクサンをきれいに掃除したり、プラプラ散歩したり。妖精たちのようにきらきら笑いながら遊んでいます。
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従兄のパンジーが飼っているミッキーとシノは同じころに生まれた雑種で女の子同士で、笑い転げるようにふざけまわってじゃれて遊んで止まりません。
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ホンコンという名前のバナナの葉っぱで包んだ大きな肉の固まり料理を炭火で焼くリヤンとコミン。
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ばあちゃんの魔法のように美味いバリ・ソーセージ・・・ウルタンを作っている現場。
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仕上がった料理は・・・肉料理のオンパレード。めっちゃくちゃ美味しい。しかし、かなり危ない・・・・高コレステロールのブランチです。今年は特に美味しくてちゃんと写真を撮るのを忘れましたが、見た目は餌という感じのワイルドさです。写ってませんが、主人が作った一つ1キロはありそうな甘辛酸っぱいスパイスの豚のばら肉の固まりをバナナの葉で包み焼きしたホンコン・・・死んでもいいから食べてしまおうというくらい美味しいです。
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慣れというのか・・その土地のわびさびといいますか・・・このごろでは日本食はスパイスが無いので味気なく、1週間で飽きてしまいます。そしてこのお味が本当に懐かしくなってくるのです。

現在午後2時。
シノにいたるまでくたくたに疲れて長いお昼寝、あるいは散歩、あるいはテレビを見てぐーたらと休んでいて、暫くしたらこんどはベンジョ-ルという竹を飾る飾り物を男たちが製作し、それぞれの家の前に立ち並べるのです。
これで、明日から神々や先祖の霊魂、そしてお供にやってくる精霊や天使や妖精やガーナたちまでをもおもてなしする準備が揃います。

明日は朝から晴れ着を着てお祈りに午前中は寺を回ります。そうして今日作り起きした料理やお供え物のお下がりの果物やお菓子を食べながら沢山の来客をもてなし、おしゃべりをして過ごすのがガルンガン。

おばあちゃんの静脈瘤は今日はうそのようになくなっているとしか思えない活躍ぶりですが・・・・明日から主人の弟の家に泊まって、町の病院で治療することに成りました。
簡単な手術で血管を引っ張り挙げる感じだそうで、かなり楽になるそうです。
勇気もくっついて休みを従兄弟と過ごすことになり、私と娘とシノ、そして主人はちょっと軽やかな休日・・・・。

母の帰って来いコールがあったら、いつでも父の為に帰国できるように、お人形も出来ているものから写真を撮って梱包してしまおうと思います。

次の日から学校も役所も2週間の休みとなります。

by ekadantaya | 2012-08-28 15:24 | Trackback | Comments(0)

ちょっといろいろの週。


今週は色々と用事もあった忙しい週でした。

トムの結婚式にも招待されたし、

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昨日は息子の15回目の誕生日。巨大な生クリームとカスタードクリームたっぷりの誕生ケーキを一日がかりで製作しました。勿論ブリキのガスコンロオーブンで、卵と小麦粉だけ使ったふんわりスポンジケーキを焼き、レモンをたっぷり使ったゆるゼリーで甘すっぱいフルーティーなソースを作りました。

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昔の日本なら、15歳は元服・・ですよね。今日からは一々うるさく口も手も出さずにちょっと距離を保って見守ろうと思います。
立派に自立して生きていけるヒトに育ってね。
お誕生日おめでとう勇気くん・・・・。
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そして、オークションで素敵なご縁を頂いたFairyちゃんは、素晴らしい場所を頂いてすやすや眠っております。生き生きしたお人形さんたちの仲間に加えていただいて、特等席を頂き、ありがとうございました。
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セリーからもまたイタリアでの様子や写真作品が届きました。ついにアパートを借りてイタリア生活が本格的になってきたセリーとロジャー。元気に生き生き暮している様子です。
イタリアの結婚式・・・・
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日本人の観光客の集団が後ろに見える気がしますが・・・・。
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来週からガルンガンの休日で2週間学校もお役所も休みになります。
お人形はなかなか集中して作る時間が取れないのですが・・・・・
なんとか怪獣王子の一行は揃ってきたかな・・。
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妖精ちゃんのお洋服の前に、もうちょっと怪獣や小人が作りたい気がします。

そして、龍太郎、見ていたら連絡してね。
今度こそ、りっぱな怪獣王子になれますように。
家の怪獣王子、バイク乗れるようになったから遊んでやってね。

ワティばあちゃんがまた静脈瘤で1週間歩けません。
やっぱり手術しかなさそうです。・・・となると、また帰国は難しくなってきます。

かなこちゃんは毎晩丘の宿で飲み会の様子。一昨日の晩、ちょっと顔を出したら、来ていた新顔のジュリーの友達だというチンピラが余りに絡むのでけんかを吹っかけた私。大慌てでジュリーやタルサンが酔っ払ったチンピラを帰しましたが、丘にも余計なものが入ってくるようになっているようです。

明日は子供たちと丘の家でお絵かきと工作の午後を過ごします。

by ekadantaya | 2012-08-25 21:58 | Trackback | Comments(0)

休日は心の洗濯、怪獣カリウと豆ケッパも完成。

昨日はイスラム教の祭日アイドルフィトゥリでインドネシア全土の休日。
前の晩から我が家全員(おばあちゃんを除く)丘の上の別宅に移動しました。
夕食もお風呂も済ませてから、インスタントラーメンとドッグフードに卵、そして寒いので各自が毛布を持って。

普段、我が家はテレビを置いていません。子供たちも主人も見たい時には母屋に行ってテレビを見る。私は家事以外はお人形を作る時間なので、一家団欒はみんなでシノと遊ぶ時間だけ。テレビを皆で見るなどということは一年に数えるくらいしかないのです。

なので、丘の家に泊まると、夜中まで家族で映画を見るのがとても楽しい。
インドネシアのテレビは夜中になかなか面白い映画が見られるのです。

夜食を食べながらみんなで見た映画は・・・・ブルース・リーの師匠の物語。優しそうな上品そうなクンフーの達人が野蛮な白人ボクサーと戦って中国クンフーの魂を守るという内容でしたが、レトロな時代の香港に家族で感動していました。シノもくつろいでのびのびしあわせそうです。

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次の日は朝から丘をシノと散歩したあと、インスタントやきそばとゆで卵の朝食を製作。私はお掃除、息子はラップトップでなにやら書きかけの物語の続きを書き、娘と主人は家にいったん戻り・・・・お昼はお弁当を買ってきてもらいました。そのあとお昼寝をしてまたテレビで映画をみて・・・・丸々一日殆ど家事をしないで、お人形も作らないで、シノとうとうと・・・・・小鳥のさえずりと風に吹かれる椰子の葉のざわめきを聞きながら・・・・。
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心をじゃぶじゃぶ洗濯したような気分です。前の日はいろいろなことを考えてオーバーヒートしそうになっていたところで、叫んでいました。
忙しくても週一回はやはり心を洗濯しないとね。

そして、帰ってきてから一気に仕上がった怪獣の子。

カリウ君です。

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ちょっと不思議な子ですが、宜しくお願いしマース。ニョマン・スディとは仲良しの友人みたいなお顔です。
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かなこちゃんの美しい腕に抱っこしてもらいましたが、カリウは首がガックンするので、新生児を抱くよりもそっと首を支えなくてはガクッと後ろに頭が落っこちるので、未婚のかなこちゃんには赤ちゃんを抱く良い練習台になったようでした。
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カリウは甘えています。
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縦に抱っこする場合、肩に首を持たれかけるのも新生児と同じです。
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カリウ君は情けないようにくったりしたボディにベアジョイントの手足。しっぽまでの体長は50cmです。
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奇跡のようにたまに一人で座れることもあるようですが、頭が重く危険なのでまねしないで下さい。
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なので、立たせたい時には手で支えてあげるか、
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何か支える台を頭の下に置くとよいでしょう。
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そしてさっき生まれた小さい子。豆ケッパといいます。よろしく。約13cmです。
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豆ケッパは怪獣王子のオマケにつけようと思います。カリウはなんだか甘ったれですね・・・。
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ワイノーもカリウも全身チベットラムの真っ黒カールの毛皮なので、そのうちにちょっとおしゃれなジャケットかちゃんちゃんこのようなものを作ってやろうと思います。
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さて、残るはドワーフの女の子・・・・。今日腰部分の皮を縫い上げる予定です。


私も頑張ってみるので、パパも頑張れ!

by ekadantaya | 2012-08-21 16:35 | Trackback | Comments(0)

小さな妖精と怪獣達始まり。

眠り妖精ちゃんを昨日無事に送り出し、素敵なご縁の不思議に感動して・・・今日は3名お顔が完成いたしました。

はじめに小さな妖精の女の子。

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このこ、見たことある・・・懐かしいお顔をしているんですけど・・・・???
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見覚えないですか??アメリカにいる元玉縄中学校文芸部の部長さんであった葉っぱの妖精ではありませんか??
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とりあえず、短めの手足でドワーフの少女に仕上げてみます。

そして、怪獣の顔2匹。
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このおおらかっぽいまぬけっぽいお顔、左右目の色が違うオッドアイ。かなり個性的なボディの作りになる予定です。色ももっと重ねようと思います。ボディは勿論リアル・ファーの縫いぐるみとなります。

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これはポケモンの一種ですが、沢山作りたいけどできるかな?

独立記念日で全国的な休日の明日、家族みんなでデンパサールに儀式に出かけますが、私とシノと娘はお留守番。たっぷり製作時間が取れそうです。

by ekadantaya | 2012-08-16 19:29 | Trackback | Comments(0)

もうすぐ独立記念日。

やはり、客観的な意見は大事なもので・・・今朝、娘の一言で自分で思い込もうとしていたことが間違え立ったことに気が付きました。
何度もお顔を作り直そうとした魔法使いの女の子、やっぱりダメでした・・。
最近夜中に眠れない日が続き・・・やはり父の様態が気になって、製作も気になって、少し長い期間残していく家族のことも気になって・・・・それで、ちょっと落ち着かないのです。心がちゃんとここにないということがそんな時には起こるものです。

なので、そんな時に製作は迷いも入ります。リセちゃんは治してしまったから大事なものが抜けてしまったのでした。
なので、このメンバーの中には入れられません。
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命が・・・抜けていました。きっと小さい女の子に抱っこされていつも一緒にいてもらったら、この空虚な表情も生き生きしてくるかと思います。
ドイツから里帰りしているマデ・ジュワットの娘、ギータちゃんにこの子をもらってもらおうかなと思います。
朝食の後にすぐ、魔法使いの手をヴィンセント君と交換し、優しく縫いぐるみを抱っこできる女の子にしました。
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なんだかやっとさっぱりしました。そして、今日は独立記念日に向かってロン・マーチのコンクール。主人と息子は同じ高校の教師と生徒ですが、チームがちょうど今日行進を競い合うので、勝負だと張り切って出かけていきました。17キロも炎天下を行進するのです。
両方頑張れ!
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そして、7ヶ月の誕生日を過ぎたシノ。大きくなりましたーーーー。ぜんぜんチワワではない別物になりました。カメラを向けるとなぜだか横を向くのですが・・・・
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マズルが広いといいますか・・・・太い。そして、胸板が厚いといいますか・・・・逞しく、筋肉りゅうりゅうで、前足が太く短く蟹股に曲がっている・・・・どちらかというとこの方々の血縁ではないのかなと・・・、、
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体重は5キロに近くなり、朝と夕方は庭を突風のように駆け回り・・・・おしゃべりが出来ると皆が信じるほどに意思表示が上手で・・・・頭のよい元気一杯の女の子に成長しました。
元気すぎて・・鶏を追いかけ、おばあちゃんにしかられています。
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今日は娘も午後登校で、主人と息子は行進コンテストで夕方まで帰ってこないし、一日たっぷり時間を使って小さなものたちを作っています・・・。

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手のり怪獣・・・・お顔を沢山作ってから選んで仕上げていくようにしようと思います。

そして、今焼きあがったばかりでほかほかのお顔・・・。
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この子はシーナちゃんよりも一回り小さな妖精の女の子になります。

明日まで高校は行進で忙しく、主人も大変です。夜中まで英雄の像に向かって毎年行進していきます。
インドネシアが独立する時、引き上げた日本軍が残していった武器を取り、またしても占領しようと責めてくるオランダ軍とバリの軍隊、民衆も壮絶な戦いに臨むのです。
このアバビ村には当時のことが言い伝えられています。
オランダ軍を丘の上や山の上で待ち伏せて、石を投げては混乱させ、また風のように走って前を行く忍者のような地元の人たちの活躍です。
土地を知りぬいた地元民のまえではオランダ軍はまるで見えない怪物たちにに取り囲まれたような恐怖を味わったことでしょう。
そして、バリの軍隊はアグン山の麓、タナ・ハロンまでオランダ軍を追い詰めて戦い、降参させたのです。
ここカランがサムの人々が毎年真剣にこの記念の行進に夢中になるのも、こんな人々の命をかけた戦いの上に今の平和があるのだと・・・・噛み締めるためだそうです。
今朝、主人と息子は張り切って、今日は戦いに行ってくる!と出かけていきました。
当時、終戦を迎え、原爆の落ちた日本へ日本軍は帰っていきましたが、そのなかで十数名(14名と聞いたことがあります)バリに残ってこの最後の戦いに参加した日本人の方々がいらっっしゃったそうです。
でも、一人を抜いて殆ど全員が戦死してしまったと。それほど激しい戦いであったそうです。
生き残った一人のかたは、10年前にまだデンパサールで暮しているとお聞きしました。今はきっと父と同じように90歳を勇に越えている高齢で、ご健在かどうかわかりませんが、10年前にお聞きしたことによると、その方はバリ人のお嫁さんをもらい,家庭を作り、沢山の子供たち、沢山のお孫さんに恵まれて幸せに暮したそうです。

あの時、戦争に負けてしまった日本に帰らないままこちらで暮した方々・・・ここに故郷を見出したのではないかなと思います。戦争に負けてから新しくきれいで便利になった日本から消えてしまうことになる故郷を。

主人は堂々と赤白のインドネシア国旗を車になびかせて出かけ、娘は国旗を家の前に毎年飾ります。

by ekadantaya | 2012-08-14 17:26 | Trackback | Comments(0)