ガルンガンから2週間目、日本でいうと送り盆のようなクニンガンの日が終わり、今日はクニンガンの次のマニス・クニンガンです。先ほど娘も親戚の一家と共にデンパサールに帰り、また我が家は犬たちと私と主人、そしておばあちゃんだけの日常に戻りました。
それでは、少し落ち着いて、仕事を始める前に、多めに写真をアップします。
アグン山の状況についてはあれから一度少しあれれと思うくらいの大きめの揺れの地震がほんの短い間でしたがありまして、それは11キロ沖の海中で発生したマグニチュード5の地震でアグン山の活動にかかわっていると言われています。しかし、山の様子は相変わらず、観測される地震も少なく、いつもの通りに白い水蒸気の煙が薄く上がっているままの状態が続いていて、噴火の兆候はないのです。この日は雲に覆われてうっすらとしか写っていませんが、ほんの少し白い煙が上がっているのがわかります。年内には完全に活動が鎮まって、頂上付近の人々も早く自宅に帰ることができますように。
毎日、島中の人々が心からお祈りしています。木曜日の夜に主人が迎えに行って、帰ってきた娘が、金曜日にはおばあちゃんを手伝って供え物を仕上げ、土曜日には早朝に起きて支度をし、家じゅうの神々と精霊のいる場所に供え物を置いて、クニンガンの祈りをいたしました。
お姉ちゃんが帰ったので、シノもポポも嬉しそうに駆け回っています。
神々や精霊たちはバイクにも、
家々のお堂や台所にも、出入り口にも、
自動車にもいらっしゃります。
そして、特別に作った供え物のセットをもって、娘と私は丘の上の家へ・・・・。丘の宿はダダプがお祈りをして回ってくれます。
娘が全てちゃんとわかっているので、お供え物を置いて、お堂でお祈りを済ませ、その後はお供え物のお下がりのお菓子や果物を食べながら景色を眺めてのんびりしました。
いつ来ても美しい丘からの眺め。9月22日からのアグン山噴火騒動のパニックがウソのようです。
ここはちょうどエルフの国の入り口だと、いつも思う境界線の木の下で、写真を撮りますと・・・・
ほうら、都会の下宿生活で太った娘もちょっとエルフのお姫様に見えたり・・・???この丘の上の家をずっと維持していくには、白アリさんたちとの戦いがきりなく行われるわけですけれども・・・できる限り頑張ろうと思います。
この家は、私と子供たちにとって、近所の子供たちにとっても、美しい思い出に輝くおとぎの国の家のようなものなのです。
クニンガンには、いつも娘がお世話になっている親戚の、家族も帰ってきて、娘たちが泊まりに来ました。
ダダプの溺愛する姪っ子たちです。
小学1年生になったイーラは、シノの親友。シノと一日中くっついています。お洋服までいつもお揃いみたいにぴったり。
とっても優しく撫でるのでシノは思わずうとうとしてしまいます。
おねえちゃんのプトゥ・アデル。小学校3年生ですが、バトミントンの選手で、すばらしいスポーツ・ガール。そのうえ美人で成績優秀!ダダプおじさんは、目の中に入れてもいたくないほどかわいがっています。この姉妹が家に泊まりに来て、昨夜はとっても楽しい時間を過ごしました。昨日は主人の従弟マデ・グヌン(向かって右端のオレンジ色のサロンのおひげのお父さん)が娘のコマン・ジェニーと奥さんのワヤン・セニーといっしょに帰る前に家に寄り、ちょうどいたキンコンの一家と和気あいあいとおしゃべりをしていたら、ちょうどマデ・グヌンの52回目のお誕生日だというので、記念写真を一枚!
今朝はキンコンパパに娘たちがおねだりして、車で朝からティルタガンガの聖水のプールへ泳ぎに行きました。私も娘ももちろん一緒に思い切り泳いで、帰りは入り口で売っている魚のえさを3袋買い、大きな鯉たちに餌付けをしました。大きな太った魚たちはいくら上げてもまだ足りなくて・・・・どんどん食べてどのくらい大きくなるのかしら??・
シノより大きな鯉もいっぱいいます。
でもとって~も涼しそうに、泳ぐ魚たちを見ているだけで幸せな気持ちになります。
アバビ村で暮らして22年、地球温暖化で気温が徐々に上がってしまったのが10年位前からだったと思いますが、はじめは暖房が必要なくらいに涼しかったアバビ村で日中汗をかくようになってきてから、今では汗が流れるくらいになり、ついに、娘が帰る日の朝にエアコンを設置いたしました。
湿気の多いアバビ村では、エアコンは快適に機能して、作業の効率が断然上がり・・・・・
2人もお顔が生まれています。
一人は日本の少女で少し大きめの子、もう一人はイーラみたいな、丘のエルフ少女です。
それでは、家族の次の休みまで・・・・涼しい部屋でお人形制作に没頭したいと思います・・・・。息子の年末年始の休暇は12月15日からですので、約一か月・・・・時間がありますね。