妖精たちの腕・・・。日曜日の丘。
妖精たちの腕、いろいろな大きさや形で4人分・・・ようやく形が仕上がりました。色を焼き付ける前に、ちょっと休憩。
日曜日は朝から丘の家に行くのに、主人にバイクで送ってもらおうとしたら、シノがどうしても付いて行くと言い張るので・・・抱っこしてバイクの後ろに乗り、丘の家に来ました。
久しぶりの丘。ちょうど一ヶ月前、息子が休暇で帰ってきていて、翌日にはジャカルタに戻るという9月14日に、この丘に来ました。その日にアグン山の噴火活動が発表されて、警戒レベルが2になったと・・・そのときにはあまりピンとこなかったのでしたが、9月21日に日本に出発してから、翌日には警戒レベル4にあがり、みんなパニック。この丘の家にも村の人々が避難所にして1週間も寝泊りをしたと聞いて、掃除しなくちゃ・・と、丘の家に来たのですが・・・いない間にワヤンがちゃんときれいにしてくれていて、いつものとおりに妖精たちのお城でした。
この丘には風が強く吹くので、噴火をしたらみんな自分の家でまずじっとしている方が安全なのですが、主人が気前よく開放したのでしょう。すぐ裏の家の家族などが夜はこの家に寝泊りして、食べ物の包みやごみで大変だったのよ~~~と、ワヤンが怒っていました。少しまだ外にはスナックの袋とか、プラスティックのごみが散乱していましたが、来週片付けましょう。丘の家から見る景色は相変わらずの美しさですが、噴火したら、ここには暫くくることができなくなるし、火山灰で椰子の木以外の植物は枯れてしまうと聞いて、なんとも切ない美しさでした。
シノは、自分が一緒に行くといって付いてきたのに、この丘の家はすぐに飽きてお家に帰ろうよと、駄々をこねていました。
私は掃除をしながら、ワヤンといろいろな話をしました。噴火のこと、子育てのこと、村のゴシップ、若くてたくましいワヤンは30歳になったばかりの3人の男の子のお母さん。16歳で嫁に来たので、14歳の長男と、7歳と5歳の弟の3兄弟を育てている明るくて働き者の主婦です。来週はワヤンの写真を載せましょうね。
これは携帯で撮ったしゃしんでキラキラエフェクトがあるのですが、丘の家にはこんな風にキラキラした妖精たちの光がいっぱい充満している気がします。
帰ろうよと騒いでいたシノはおしゃべりな主婦達にあきれて、結局ソファーで寛ぐことにしたようです。
したの家の主婦もやってきて、3人でおしゃべりは噴火のことになりました。
みんな眠れない夜をすごしています。
噴火したら、避難しなくてはいけないのですが、この愛するアバビ村の日常を離れると思うと、悲しくなります。
来週もまた丘の家に来てお掃除のワヤンと会えますように。
シノは、パパが学校に出勤するために車のドアを開けるたび、乗り込もうとするようになりました。今週は、シノを連れてチャンディダサの海岸まで散歩に行きたいな。アンラプラの町は銀行も移動したし、大きなスーパーマーケット「ハーディズ」も9月22日から閉じたまま・・。うわさでは噴火ではなくって、経営上の問題だろうといわれていますが、とにかく噴火活動の影響は着々と生活に入ってきています。
明日はシンガラジャから主人の弟家族が帰ってきます。末っ子のコミンのムテバサンという子供のための儀式をします。今日は母屋でおばあちゃんやそのお手伝いをする主婦たちが供え物の仕上げをしていましたが、私はこの妖精の腕たちを仕上げていました。さて、午後からは気合を入れなおし、ついに足に・・・入ります。
by ekadantaya
| 2017-10-17 15:38
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