Rest for a while
いつものように日曜日の丘の上での子供たちの時間、そしてロラスの準備の広場でピクニックランチを済ませて、帰った私は久しぶりのセリーからのメールを開きました。
そこには一瞬では信じることのできない知らせがありました。
半年間、親友夫婦のビルとハンナと、セリーとロジャーの南米旅行はあと一月を残して終了するはずでした。
そして、ロラスの儀式にはアバビ村に揃って来てくれると約束していました。
セリーはいつものように旅先からこまめにメールをしてくれていて、ロジャーは素敵な幸せな写真をこまめにFace bookに乗せてくれていました。
なので、夢にも思ったことがないニュースは、今もまるで夢うつつのようです。
南米エクアドルを旅行中のロジャーは、very bad brain bleeding 脳出血で、3日間入院し、前日亡くなったのです。
男らしい、さわやかな、ロジャーの笑顔を大空のように感じますが、
セリーの悲しみは今も心にずきずきと刺さるように伝わってきます。セリーと私はどういうわけだか、心の器を越えて、つながっています。私には、誰よりも通じ合える本当の友人です。
セリーは今オーストラリアにロジャーのなきがらと共に戻って、家族や友人たちと葬儀の準備をしている頃です。
今、我が家は明日のマクサンの大きな儀式のために昨日から大勢の人々が集まって、朝から今日の真夜中まで大変な賑わいの忙しい仕事を和気藹々とこなしている最中です。
そして、金曜日には日本から大切な友人たちがやってくる。
心に沁みるこういう別れに遭遇すると、世界の見方が澄んでくるような、痛みと悲しみを感じるのですが、またもう一つの内面の不思議な力も感じます。
まるで、さなぎが殻を破って新しい姿になる瞬間のような、H・ヘッセがデーミアンで表現したように「鳥は生まれ出るときに卵の殻を破る。その卵は(自分自身という一つの古い)世界だ」()は私の解釈ですが、そんな胸騒ぎを感じています。
ちょうど、大変忙しい時期に入り、また大勢の大きなパワーのある人々の中でその流れに乗る日々がニュピ明けの4月初めまで続きます。
ロジャーとセリーを心に想いながら、しばらくブログのほうは・・・Rest for a while
by ekadantaya | 2014-03-25 20:35 | Trackback | Comments(0)