猫和尚。

木の葉ちゃんの手足制作は進行中。
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今は全て焼き終わって、次のプロセスに移る前に・・・・月曜日の出来事をちょっと。

その日は向かい隣のパ・パインの家の末っ子、コマンの断髪の儀式。早朝4時に主人や男性諸氏は豚を絞め殺し、供え物のメインの丸焼きを作り・・・・・その他の供え物は1週間ほど前から近所の主婦達が集まって準備しました。
当日の夕方4時を過ぎて3台の車に乗って、隣村の高僧(プダンダ)の家に儀式をしにやってきました。
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ここでもまた延々と時間は流れて・・・・いくらのんびりしている人々でもやっぱりアクビも出るし、寒いし・・・おしゃべりも尽きてきて・・・・飽きたな・・という空気の長い待ち時間。
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不思議な猫が突然、真っ赤なカーペットの上で・・・・一人熱心に毛繕いを始めました。手塚 道代
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その猫のあまりの優雅さ、のんびりと寛ぐ姿に、みんなが笑顔になって、そしてのんびりとした大らかな空気がその場を濃く包み込みました。酸素がいきわたるような・・・・子供達も笑い、大人達も和やかに笑い・・・・いつまででもそこにいて良いような寛ぎが感じられたのです。
高僧がやってきて、準備が始まると、猫は音も立てずにふわり、と棚の上に昇りました。
そして、儀式が始まって、みんなのお祈りで締めくくられるまで、猫は彫刻のようにそこにいましたが・・・

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お祈りが済んでみんなが見ると、このように最高に気持ちよさそうにぐっすりと眠りこけておりました。
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猫和尚はこうして、みんなに大変大事な心のバランスの取り方を教えてくださったのであります。
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そして、ティアラちゃんですが・・・・ドレスも最終仕上げを済ませました。メイクをやり直したので、また眉毛の感じが少し柔らかくなりました。
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ティアラちゃんはそろそろぼらんどぉる様へ向かって出発の準備をします。

乾季だと言うのに、雨ばかりのこの頃・・・・。アバビ村は本当に湿気が多くて困るのですが、でもこの雨と太陽の光が・・・植物達も子供達も、すくすくと健やかに育ててくれるのですから・・・・アイロンかけを山ほどやらなくてはならなくっても・・・まあ良しとしましょう。
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それでは、これから木の葉ちゃんの手足・・・・来週一杯には仕上がりますように頑張ってみます。

by ekadantaya | 2013-06-06 17:24 | Trackback | Comments(0)