神々にささげる祭り週間。ティアラ姫の衣装・ベビーギギノン製作中。
先週火曜日にプラ・クダトゥンでアバビ村の豊穣を祈るお祭りに夕方ご近所さんたちとお祈りに行ってからというもの、次の日はアバビ村の女性ニュピ、そしてそのままシワ・ラトゥリ(シワ神のお祭り)で若者達は徹夜でお寺を祈り歩き、今日は芸術と学問をつかさどる女神サラスワティの祭日。来週の水曜日にはパガロシといわれるシワ神の教師としての存在を祝う大きな祭日が待っています。
なので、ここのところ、ずっと神々が降りていて、日常が浮き上がっている感じ。
息子や娘、主人もおばあちゃんも毎日晴れ着を着て出かけていきます。
私はそんな家族やかえって来る親族をサポートしながら、シンデレラのように家事をしていますが、隙を見ては少しずつティアラ姫の晴れ着も縫っています。そしてほぼ、形になりました。
部屋に朝一番の光がさす瞬間が好き。
お裁縫の腕ではなくて、素材のすばらしさだけで出来上がった衣装。
ギギノンの薄いサーモンピンクとよく似合います。
ドレスはデザインもフランスアンティークレースのモチーフを中心にして、ちょっと変わったドレープで、エキゾチックというか・・・妖精風。
アバビ村特産の100%コーヒーで染め上げたチュールレースは、夕方の丘に満ちる黄金色の光のよう。上手く使いこなせるかしら・・・。
ドレスだけだと、お姫様には見えませんが、
アバビ村コーヒールンバ・チュ-ルをあしらうと、
髪飾りは
そして、いくつかお声もかけていただいたギギノンですが、ギギノンの毛色が姫の衣装にぴったりなので、もう少し増やそうと思い・・・・ベビー・ギギノン製作中。
さて、今週は神々の降臨するお寺や家々でみんな忙しいのですが、来週のパガロシーでちょっと懐かしい日常もほんの一瞬は帰ってきそうです。
するとまた今度は日本から妹が来るというお祭り騒ぎに突入する我が家!
シノは昨日初めてのお誕生日で、1歳になりました。
ところで、我が家には、16年も前から主人が大事にとって置いたごつい靴があります。
私の父に主人を始めて会わせるために日本に行ったときのこと。
一目見て、父はガイジンである主人を気に入りました。なぜだかわからないのですが、とても気に入って、しまったのです。
そして、まだごっつい親父の姿をしていた父は、ワイシャツの上にエプロンをかけて、キッチンに立ち、酢豚を作ってくれたり、鎌倉八幡宮をガイドしてくれたり、靴屋に連れて行き、このごっつい登山用か何か、軍隊で使うような重たいブーツを買ってくれたのでした。
編み上げで、スウェードでありながら、安全靴のように硬く、重たい巨大な靴。
父からしたら、最高にかっこいいと思う靴・・だったのでした。
でも、主人には履く機会がなくて、(大変特殊な靴ですので・・)、一回だけ独立記念日の行進に履いたことがありましたが、それ以外はしまっていたのです。
それを、昨日ふと息子の勇気に履かせて見たら・・・
さっき、靴を履いたまま昼寝している兄貴を見て、絵美が噴出していました・・・。
by ekadantaya | 2013-01-12 15:50 | Trackback | Comments(0)